見事な1位通過。
2012.08.02
男子(U-23)はグループリーグ最終戦をドローでクローズして、見事な1位通過。クオーターファイナルは、エジプトと対戦することになった。勝ち上がれば、セミファイナルはメキシコorセネガルとの対戦になる。
ぶっちゃけ私もグループリーグで敗退の確率が非常に高いと…それも監督・コーチングスタッフのマネジメントによっては3連敗もありえる、とも思っていたので(その一方でマネジメントを上手くやってくれれば2位通過はあるんだが、という期待もあったのは先日も書いたとおり)監督・コーチングスタッフと選手たちにありがとう、と言いたい。選手たちの戦闘能力と経験と自信は以前に比較して格段に上がっているので(ダテにJリーグ20年の歴史があるわけではないのだ)当然と言えばそうなのだが、何しろチームマネジメントの点で不満がきわめて多かったので。でも関塚監督に詫びはしないよ。2010年のワールドカップの時の岡田監督と同じ。
グループリーグ最終戦のホンジュラス戦も非常に難しい戦いで、ドローで1位通過になるんだが、ホンジュラスもここで勝てば1位を奪えるんで、さらにターンオーバーもやんないといけないし。この日ターンオーバーで起用されてスターターだった選手たちには不満が多々ある試合ではあったが、試合終盤には清武、永井、東を投入してゴールも狙いながらスコアレスで終了させたという、見事な戦いぶり。スコアレスというのは本当に怖い…いつ「事故」が起きるかわからない。そんな中でお見事だった。
宇佐美、齋藤は、う~ん…という感じだな。齋藤学はもっとやると思ってたんだがな。途中出場した清武の見事なトラップにスタジアムが大きく沸いたシーンは、思わずオォ~って感じだったな。
バドミントンの女子ダブルスで「無気力試合」(グループリーグ最終戦でわざと敗戦しようとした)の4ペアが「失格」とされたことに引っ掛けて、あちこちのTV「情報番組」で見かける文化人風の男性コメンテーターが、サッカーの引き分け狙いとどう違うかわからない、トーナメントの仕組みを考えた方がいい、、、みたいなことを言ってるのをたまたま見たが(この御方はアンチではないようだが、アメリカンスポーツ系っぽいそぶりと、サッカーが大きく取り上げられる状況が続くと消火活動に入る傾向があることを我々は認識している…)フットボール(サッカー)を特別扱いする気は全くないが、全然次元の違う話。ドローも文化とか言う気もないし、ズル賢さも必要とか言う気もないし、それも駆け引きなどと言う気もないんだが、とにかく、いまだにグループリーグ(グループステージ)の意味がわかってない人が(多分そうだろうと思ってはいたが)潜在的にまだまだ多いことがよくわかった。2002年のワールドカップの時も、実にいろんな方々が、ワールドカップ見てます、凄く面白いです、、、などというメールやら何やら随分もらったんだが、そうした中でも、決着をつけないというのがわからない…みたいなコメントをおっしゃる方もおられた。いや、別に決着つけないわけではなく、グループリーグ(グループステージ)なんであって…日本人の多くは一発勝負のトーナメントに慣れ切っているというか、長年その脳内フレームができ上がってしまっているからね。ちょっとわかる方々には、一発勝負の方がラッキー・アンラッキーを生みやすいもので、総合的な戦闘力の競い合いが重要と見るものであって、そこの考え方というか根本的な発想性の間は大きな乖離があるんだろう。
しかし今朝になって、FIFAが「なでしこ」の「引き分け指令」について規律委員会にかけないとの声明を出したとの情報を目にしたんだが、これって本当にFIFAがそういう声明を出したのか?? こんなんで規律委員会云々があるわけがない。共同通信の配信ソースのようだが。その他にも相変わらずの思考で「追撃」してくる旧来メディア(一部の一般紙)も幾つか見られ、記者の知見・見識の程度が垣間見られてかえって面白い。あ、彼らは自分の方こそ知見・見識が高いと思ってんだけどね。
ところで、本日13:30よりU-20女子ワールドカップに臨むU-20女子代表(ヤングなでしこ)のメンバー発表があるのだが、ネットでライブ中継するんだそうだ。
http://www.jfa.or.jp/national_team/topics/2012/410.html (日本サッカー協会公式サイト「ヤングなでしこ(U-20日本女子代表)メンバー発表会見をライブ中継 FIFA U-20女子ワールドカップ ジャパン2012」)
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