長友、セリエAデビュー戦
2010.08.29
昇格チーム、チェゼーナの開幕戦はローマとのアウェイマッチ。長友はフルタイムプレーして、まあまあだったんじゃないだろうか。
チェゼーナにしてみれば、ローマ相手に勝点1ポイント獲得はOK!!だろう。チェゼーナのゴールキーパーは中田英寿がローマにいた頃のアントニオーニで、実に懐かしい。そのアントニオーニがファインセーブ連発で、長友のサイドから作られた決定的なチャンスも2つほどあったがセーブしてくれた。長友の守備に問題があったわけはないが、間合いとか周囲とのコンビネーションだと思うんで。
ローマの試合はここ数年もたまに見ていたが、キックオフ前から腰を落ち着けてみるのは久しぶりで、試合前のサポーターズソングも懐かしい。トッティも相変わらずいろんな所で面白い、王様ぶり、、、33歳になったんだな。それで去年4年契約更新したとか。生涯ローマで選手生活をまっとうするんだろうな。
チェゼーナはセリエBから昇格したばかり(20年ぶりの昇格??)で、残留争いをするチーム。残留争いもキツいだろうが、中田英寿が1998-99年シーズンにペルージャを(スレスレだったが)残留させたように、是非セリエA残留を果たして欲しいものだ。それがさらに長友の評価を上げることになる。下位のチームにありがちなロングボールに頼る戦術ではなく、繋いでそこにドリブルも織り交ぜて組み立てる戦いぶりのようだから、いいチームを選んだと言ってよいだろう。ただ、チャンスは結構つくっていたがフィニッシュが非力で、これからもゴールを奪うのに苦労するだろうな。
長友は前半20分頃のカウンターでのシュートが惜しかった。全速力で駆け上がって角度のキツい所からの難しい体勢だったが、ゴールマウスにおさめたかった。その他にもいいポジショニングで、シュートチャンスやクロスのチャンスの場面もあった。攻撃参加はこの試合ではバランスを考えながらの風だったので、今後が楽しみと言ってよいんじゃないか。
しかし、セリエAはこの第1節をこなしてインターナショナルマッチデイ(ウイーク)の関係で日程が空く。次の第2節はホームでミラン戦だ。その間、長友は日本代表の招集で往復しなくてはならない。本来ならば、チームに加入したばかりなんだからなおコンビネーションを高める必要もあるし、招集を免除してやった方が望ましいのだが、、、マイナスに作用しないように祈りたい。それは香川も内田篤人も同じ。新加入ではないが本当は森本だってそうだ。チーム内でポジション争いの最中の選手には気の毒になる。
ブンデスリーガの内田篤人はシャルケのホーム開幕戦で予想どおりスターティングメンバー。だが途中交替させられた。ただ、周囲の評価は悪くないようなんでちょっと安心するが、少し見た感じではシャルケのチームづくりが相変わらずのようなんで、マガト監督がどう立て直していくのか。
同じくブンデスリーガのフォルフスブルグの長谷部はケガのようだが、イタリアのユベントスからジエゴが加入して、まぁジエゴはセカンドトップというかトップ下だから長谷部のポジションとは被らないが中盤で押し出されるということもあるんで、早く復帰できるといいんだが。フォルフスブルグも開幕2連敗、長谷部の復帰でチーム状態が上がれば。しかし、そんなわけでケガということの長谷部も日本代表に招集してんだよなぁ。う~む。
あと、長友の試合を見た人たちからは、やっぱりセリエAの守備は組織的で見るべきものがあるというのがもっぱらの感想。ドイツのチームの試合よりも守備の組織性、連動性が高いと。私も久しぶりに腰を落ち着けてセリエAの試合を見て、とても面白かった。セリエは面白くないという向きが近年多いけども、そんなに言うほどじゃぁないよ。
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