ザッケローニと一緒に???観戦した等々力の夜!?
2010.09.09
台風通過の影響で雨風強い中、ナビスコカップのクオーターファイナル2ndレグを等々力で観戦しました、ザッケローニと一緒に、、、ウソ。そんなわけない。あちらはメインスタンドのVIPルーム、こちらはバックスタンドの屋根はあるものの前から冷たい雨が吹き込んでくる寒~い環境。でもピッチを挟んで相対している状況ではあったけど。
ザッケローニは、ちゃんとフルタイム観戦してからお帰りになったようです。視察でよくあるのが後半30分前後くらいに帰っちゃうパターンだけど、それほど試合が面白かったって?? わかんないけど。
試合の方は、クオーターファイナルで2年連続して同じ顔合わせ、鹿島アントラーズと川崎フロンターレ。
昨年は1stレグがアントラーズのホーム(カシマスタジアム)で1-0でアントラーズの先勝、そして2ndレグではドローでOKのアントラーズが巧みな盤石な試合運びを展開して、これまでか、と思われたロスタイム、その4分のロスタイムが終わるところ、ゴールマウス右寄りの角度のない所でボールを持ったジュニーニョが、定石どおりワンサイドカットで詰めてきた岩政と一瞬相対しながら、ノーステップ気味で意表をついた右足アウトでのチップ気味のキック!(と言うか、ブラジル人選手の言う「三本指」のキック)これをゴールネットに突き刺して合計スコア1-1に。これがあまりに劇的で、やぁ興奮したなあ。これ以降、アディショナルタイム(ロスタイム)「4分」というのが何か多く出現するようになって(錯覚でしょうが)どこの実況アナウンサーもが「流行りの4分」と言うようになったのだった。
ちなみにその試合は、合計スコア1-1なので延長戦に入り、フロンターレが延長戦で2発叩き込んで劇的にアントラーズを撃破したのであった。ぶっちゃけ、昨年スタジアム観戦した中で最も興奮した試合だった。
そのジュニーニョのゴールシーンでの岩政の応対だが、間違いではない。でも、瞬間のアドリブというかアイディアというか芸のある相手に応対しているのだから残り時間も考えてもうちょっと厳しく(もちろん飛び込めと言っているのではないが)行くべきではなかったか。日本人ディフェンダーにありがちなのだが、セオリーどおりの応対はわかるのだが、1メートル少々距離というか間というかスペースがあるとシュートをクイックに打てる選手への応対だよね。
そして今年、1stレグは同じくカシマスタジアムで行われ、2-1でアントラーズの先勝。そして2ndレグは1-0でフロンターレが勝てば合計スコア2-2となるもののアウェイゴールでフロンターレの勝ち抜き、しかしアントラーズが1点でも奪えば俄然アントラーズ有利というシチュエーション。前半から猛攻を仕掛けるフロンターレだがなかなかゴールマウスをこじ開けられず、それでも左サイドの小宮山からヴィトール・ジュニオールに繋ぎ、ヴィトールがアントラーズの選手2人を引き付けてターンしながら見事にタメを作り再び小宮山へ、小宮山のグラウンダーのクロスを田坂が綺麗に逆サイドへ決めてフロンターレ先制。しかし、そのキックオフ直後にアントラーズは小笠原の芸術的、いや芸術そのもののボレー弾で同点に。この小笠原のボレーは身体の倒し方、アウトにかけたシュート、フォームの美しさ、教本の上級編に収められるくらい見事なもの。
このまま1-1で終われば合計スコア3-2でアントラーズの勝ち抜きだし、フロンターレが90分で勝ち抜きを決めるにはあと2ゴールが必要になった。そして後半も残り時間少なくなったところで、前日は大阪で日本代表の試合に途中出場したばかりの中村憲剛が(この日の朝9時過ぎには大阪から新横浜に戻ってきたんだと)強行途中出場してグラウンダーのミドルを突き刺し2-1、合計スコア3-3でアウェイゴール数も同じ。さらにタイムアップ直前、田坂のクロスを谷口が競ってヴィトールが突き刺し3-1、合計スコア4-3に。こうして2年続けて大興奮の劇的結末で、フロンターレが再びアントラーズから勝ち抜きを決めたのだった。
いや~、観に行ってよかった。正面から吹き込んでくる雨に濡れるし寒いしで風邪ひかないか心配だったけど。ホント、観に行ってよかった。台風通過で開催が危ぶまれる中でも等々力に集まってきた皆さんも、昨年と同じような結末を目撃することを期待して集まって来られたのでしょ?? 満足の夜だったのではないでしょうか。
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