ゼロックス・スーパーカップ。

一昨夜は東武東上線で遠方へ出張だったのだが、「TJライナー」に乗るように案内され…「TJ」って、タイガー・ジェット・シンかTom Jonesか、はたまた柏レイソルの田中順也かと思ったぞ。

さて、Jリーグ開幕1週間前恒例のスーパーカップ。どこの国でもやってるデフォなイベント。佐藤寿人のスーパーボレーは見事。日本テレビの中継のリバースアングルの映像は秀逸だった。この試合、カメラワークはなかなかよかったですぞ、日テレ。
サンフレッチェ広島も柏レイソルも、ロングパス、ロングフィードのボールの質と回転が全体的にとても向上していることが見て取れた。ボールがピッチに落ちてもコロコロ転がったりしない。21年めに突入するJリーグだが、間違いなく技術レベルは飛躍的に向上しているのがこうした一端からもわかる。あとはボールのスピードだな。
柏レイソルは3バックのフォーメーション・システムを試行しているが、かなり不安だな。Jリーグ開幕前にミッドウイークにアジア・チャンピオンズリーグの試合があるが、そこで破綻しなきゃいいが。3バックにして中盤の人数は多いのに、ボールの取りどころ、ボールをどう奪うのかが、全然できてないんだが。もちろん、皆さんが言うようにレアンドロ・ドミンゲスも窮屈そうだし、茨田もイキない感じが…フォワードも相手ディフェンスに張り付かれてシュート自体を打てるタイミングとスペースがない。

この中継では副音声でタレントと日テレアナウンサーのかけ合いを聞いていたが、なかなか面白かったぞ。おそらく主音声の実況中継を聞いていたら、試合自体もそんなに面白くならなかった(面白く見えなかった)だろう。これまでも副音声でタレント出演というのは幾度どなくあったが、アナウンサーとのペアというのがよかったんじゃないのか。締まるところは締まる。アナウンサーも、日テレのデフォの資料読みでないところが出てよろしい…それで、フットボールの試合を妙な煽りや盛り上げや、数字を逃すまい的な空気満載でなく、大切に伝えるというか、面白く興味深く観戦してる感というか、本人たちも楽しんでいる感がなきゃ、視聴している方も楽しくないだろうって。

しかし日テレは、クラブ・ワールドカップに引っ掛けての急なACL(アジア・チャンピオンズリーグ)押しで、展開の中でどう手の平返しして来ることやら。常套手段だし、もはや無視できないフットボール(サッカー)であるが、どっかで足を引っ張ろう、おとしめようとしているのは丸わかりだから。もう諦めなさいって、言ってあげたいもんだが。無理無茶なんだから、何かの「日本代表ごっこ」「世界一ごっこ」「世界大会ゴッコ」(←全て私の表現じゃなく、皆さんが使ってる表現)はね。逆転(ないしは揺り戻し)はないから。

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