2011年10月15日 Saturday
アンリ
なな号、正直に言いますと、人形はあまり 好きな方ではありません。 でも、なんだか気になる人形を見かけました。 なんで気になったんだろう... これは、「アンリ」と言う人形で、イタリア北部の 小さな村で作られている木彫りの人形と聞きました。 アンリと言う、女の子の名前かと思ったら、この村で 1912年に会社を設立した、アントン・リフェーサーと言う人の 頭文字の「アンリ」だと言うことが、ネット検索でわかりました。 アンリ人形の制作方法は、48~60工程に分けられ 熟練の彫り師達によって仕上げられます。 一人の彫り師が、一体の人形を作るんじゃないんだね。 その彫り師達は皆、かなりの熟練者。 各自が自分のパートに必要な専門工具を、300本ほど 持っているという質の高い仕事をするのです。 原料の木は、海抜1千メートルを超えるところで ゆっくり育った固くて木目のこまかいもの。 樹齢80年以上のものを厳寒に伐採、材料として 2~3年自然乾燥させて水分を抜くのだそうです。 原料の質の高さにも、こだわりがあるわけですね。 この人形の芸術性は、広くヨーロッパで認められるようになり、 今では世界中に、コレクターがいるんですって。 木へのこだわりと、職人の技の集大成だったんですね この人形の、温もりのある存在感は。 その存在感が、人形好きでないにもかかわらず なな号の感性を、刺激したんだね。 納得。 |