アンリ

なな号、正直に言いますと、人形はあまり
好きな方ではありません。

でも、なんだか気になる人形を見かけました。

なんで気になったんだろう...

これは、「アンリ」と言う人形で、イタリア北部の
小さな村で作られている木彫りの人形と聞きました。



アンリと言う、女の子の名前かと思ったら、この村で
1912年に会社を設立した、アントン・リフェーサーと言う人の
頭文字の「アンリ」だと言うことが、ネット検索でわかりました。

アンリ人形の制作方法は、48~60工程に分けられ
熟練の彫り師達によって仕上げられます。

一人の彫り師が、一体の人形を作るんじゃないんだね。

その彫り師達は皆、かなりの熟練者。
各自が自分のパートに必要な専門工具を、300本ほど
持っているという質の高い仕事をするのです。

原料の木は、海抜1千メートルを超えるところで
ゆっくり育った固くて木目のこまかいもの。
樹齢80年以上のものを厳寒に伐採、材料として
2~3年自然乾燥させて水分を抜くのだそうです。

原料の質の高さにも、こだわりがあるわけですね。

この人形の芸術性は、広くヨーロッパで認められるようになり、
今では世界中に、コレクターがいるんですって。

木へのこだわりと、職人の技の集大成だったんですね
この人形の、温もりのある存在感は。

その存在感が、人形好きでないにもかかわらず
なな号の感性を、刺激したんだね。

納得。

| Photo | 12:00 AM | comments (0) | trackback (0) |
 
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