ビンテージ

妹のはち号が、12月のフリマに出品する物を
家の中で物色していました。

はち号と１人息子の２人家族で住むには、ちょっと
広過ぎる実家なので、普段使っていない場所を
探索すると「こんな物があった！」と、懐かしい物や
訳の分からない物が、続々と出てきます。

けっこう笑えた物のひとつは、これです。



鰹節削り器です。

「ひゃー、懐かしい」と手にしたはち号。

でもなんだか中で、カラカラ音がする。
引き出しを開けたら、なんと小さくなった鰹節。

「え〜っこれって、何十年前の鰹節？」と二度びっくり。
ところが、まだ中でカラカラ音がする。

なんともう一つ、ちびた鰹節が出てきました。
わははは....


いつから、鰹節を削らない生活になったんだろう。
思い出せないなぁ。


なな号、クンクンしてみましたが、鰹節はどちらも
なーんの香りもしない、木片のようになっていました。

たぶん、その辺に落ちていても、ネコも気が付かず
踏んで歩いて行くかも。

そんな、ビンテージ鰹節は、子供時代の記憶を
一瞬、鮮明に呼び起こしてくれました。

ゆっくり時間が流れ、その理由が絵になって記憶に
浮かぶほど納得できる、いい時代だったなぁ。

今は何かに追われるかのように、めまぐるしく
あっと言う間に、時間が過ぎて行く。

なぜなんだろうなぁ...。

大人になると、そういうものなのかなぁ。