赤いカーネーション



母が生きていた時は、赤いカーネーションには
まったく興味がなかった。

カーネーションは、たぶん母は(私も)それほど
好きな花ではなかったと思うから。

でも、今年はやけにカーネーションが、気になった。

送りたくても、赤いカーネーションを送る事は
もうできないんだ、と言う気持ちがこみ上げて来て
すごく悲しくなった。

母が亡くなってから、早2ヶ月が過ぎている。

この頃、寂しくてしょうがない。

お正月まで、あんなに元気だったのに...

いくら考えてもしょうがないのは
わかっているんだけどね...。

今更ながら思うのですが、現実を受け入れるのは、
けっこう時間がかかるもんだよね。

| Photo | 12:00 AM | comments (10) | trackback (0) |
コメント
私は今日、なぜか父を思い出しまして・・

目の前にいるお父さんを想像して
お父さーんお父さーん

って声に出して呼んでみたら、なんだかしっくりこなくて。

うまく説明できないですが、目の前にいない父を呼ぶことに慣れていたことに気がついてちょっとショックでした。

もう一度、本当に目の前にして呼びたいですよね。

私はだいぶ時間経っているけど、多分近い気持ちかもしれません。

せめて声だけでも届くよう大声で!
| sora | URL | 2011年05月09日 12:16 AM | u7NQIqiQ |

TVドラマの「世界の中心で愛を叫ぶ」・・・
最近、再放送をやっていたようでしたが、あらためてレンタルで借りてみようかと。
昭和の懐かしさに浸りながら、隠しきれない男の心・・・

一番気になるシーンは、純愛に満ちた主人公の二人ではなく、おじいちゃんを後ろに乗せて走る二人乗り自転車。

そして踏んだペダルの軽さに現実を感じるシーン・・・

何とも悲しい描写ですが、元映像屋としては、このシーンがたまらないのです・・・
| 哲やん | URL | 2011年05月09日 02:33 AM | lxvO/mOY |

現実を知る年齢になったんだなとつくづく思います。
若いころは親はいつでもいる人、そして口うるさい人 としか記憶に無いです。
そのありがたみを実感できる年齢になった!ついに。
遅すぎですか、それとも今頃で幸せですか?
そして新たに、自分の老いや、家族が逝ってしまう現実は、身近にあって当然と思えるようになりました。
受け入れることや、それに対しどう生きていこうかはどんな人でも試行錯誤ではないでしょうか?
 
つらい時、つらいことにも意味があるから、涙が出ても納得できなくても「ありがとう」と言うようにしています。
| ダリエ | URL | 2011年05月09日 05:10 AM | oNZiOOE6 |

辛い現実は受け入れづらいですね
私はその気持ち
よ~く分かります

楽しいことや幸せなことはすぐなのに、不思議ですよね
| アユ | URL | 2011年05月09日 08:54 AM | z.T0nsAM |

soraさん、そうか、いつまで経っても求める気持ちは変わらないのかもね。

哲やん、それ、泣けますね。たまりません...

ダリエさん、大人だなぁ。
そうね、どんな事にも意味はあるはず。「ありがとう」

アユさん、こういう事をたくさん経験して生きていくのが、現世なんでしょうね。
あは、どんな宗教も、持っていないのですが。
| なな号 | URL | 2011年05月09日 10:43 AM | 2qn045YY |

哲やんさん、ごめーん、呼び捨てになってしまいました。
| なな号 | URL | 2011年05月09日 10:44 AM | 2qn045YY |

呼び捨てOKですから(笑)
「やん」付けですから、これからも呼び捨てで・・・

家も時間の問題と思いながらも、家族間の心の持ち方、考え方、接し方がそれぞれ違うので、それもまたつらいのです・・・

抗がん剤治療が1か月に2週、その後のお休み期間が2週と言うサイクルですが、お休み期間の2週があっても辛いようです。
今回は特別に1か月のお休み期間をもらって、調子が良くなったら旅行に行くようですが・・・

写真も撮れず、最近の思い出も残せないまま・・・そして家族間の関係。このところちょっとめげてます・・・
| 哲やん | URL | 2011年05月10日 01:45 AM | lxvO/mOY |

では哲やん、その辛さものすごくわかります。

お休みがあっても、元のような体調にまでは戻らないので
本人は、辛いのですよね。

体力も落ちて来てしまうので、精神力と体力が残っているならば
お好きな旅行などに、早めに出かけられた方が、思い出が残せて
いいのではないでしょうか。
写真も撮れるし。

もちろん、ご本人の気持ちが最優先ですが。
| なな号 | URL | 2011年05月10日 07:39 AM | 2qn045YY |

旅行、私は行きません(笑)
50年以上連れ添った者だけがわかる時間を過ごしに行くようですよ・・・
| 哲やん | URL | 2011年05月10日 04:24 PM | lxvO/mOY |

あー、そりゃそうですよね、連れ添った人と行くのが一番ですから。
うちの場合、父はだいぶ前に、亡くなっているもんですから、
旅行と言えば、「母娘」というシチュエーションだったので、つい...
すいません、哲やん。

父と息子の関係って、母と娘とは、大違いでしょうね。
| なな号 | URL | 2011年05月10日 07:39 PM | 2qn045YY |


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