なるほど



15年ほど前に、友人を通して知り合いになった人が
4年も前に本を出版していました。

これから、彼の写真を撮る機会があるので、
改めて、彼の生き様を再認識すべく、その本を
読ませていただきました。

知り合った頃彼は、高級スポーツクラブの
チーフディレクターでした。

それが今や2つの会社をもつ、立派な実業家だけれど
会えば、明るく陽気で、人を楽しい気分にさせてくれ
昔とまったく変わらず、偉ぶりません。


彼は学生時代、三歳から始めたアイスホッケーに
明け暮れ、六大学すべてから推薦入学の誘いが
来るほど優秀な選手でした。

しかしそれを蹴って、カナダにスポーツ留学。

ところがカナダから日本に戻って、日本のアイスホッケー界の
実情に限界を感じ、自分の能力を生かすべく、一変スポーツ
インストラクターの道に進む事になったのです。

ゼロからの出発。

始めた事には、真摯に取り組む。
彼の探究心はとても深く、固定観念に捕われない。


言われてみれば、「なるほどね」と思うけれど
彼にとって、人の身体を鍛える重要な要素は、
マシーンだけでも、筋肉の構造を知る事だけでもない。

その人を知る事、そして鍛える事の楽しさと意義を
理解をしてもらう事なのだそうです。

今の会社の基本となった、パーソナルトレーナーで
成功した、彼ならではですね。

身体を鍛えると言うのは、どういう事か。
鍛えた結果どうなるのかを、わかりやすく書かれた話に
なな号も、改めて強くうなづきました。

共感と尊敬。


いやー、話を聞いているだけで、ワクワクする人に
久々にあった気分です。

興味深い彼の人生の一片を、撮影と言うかたちで
かいま見る事ができるのは、ラッキーだわ。

この本読んでみたいです。
今真剣に、アスリートでもない私が体作りっていろんな方法があるけどすこしかじりたい気分なのです。

うん、この本はおもしろかったですよダリエさん。お薦めです。

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