悲しい現実



大人になってから、海外で時間ができると、
動物園に行く事がたまにあります。

でも、上野動物園は、この歳になって、初めて行きました。
珍しい動物や、かわいい動物を見て、興奮もしましたが、
ここの第一印象は「かわいそう」でした。

この北極グマは「かわいそう」の、最たるものでした。







同じ所を、行ったり来たりしているのです。
10メートル程の、狭い場所です。
私が見ている間、ずーっと繰り返していました。
まるでエンドレスのようです。

精神的に病んでいるのだと思います。

トラもライオンも、全部ではありませんが、
同じ行動をしていました。

でも、こんな姿の北極グマを見ても「わーっ、かわいい！」と
喜ぶ人がいました。

その感じ方の違いに、正直、とても驚きました。
もちろん、自分が繊細だなんて言っているのではありません。

いたたまれない気持になっても、自分には、
どうしようもできない事が、世の中には溢れていて、
つらいです。

なな号さんならそう感じると思います。
確かに同じ行動を繰り返す「売れ残りのペット」風の動物が多いです。
動物園もストレス解消にはかなりの努力をしていると思います。
ですが、場所の問題等、根本的に解決出来ない問題が多すぎます。
さまざまなメディアが発達した社会ですので、必ずしも生きた本物でなくとも良いような気もします。
でも…子供たちには本物も見せて学習させてあげたい気もします。
とても難しくかわいそうな問題です。

わーっ、「売れ残りのペット」風、字面だけでつらいっす。
生き物（草木も含め）は本物を肉眼で見なければ、感動も悲しさも伝わりにくいですもよね。匂いとか温度は感じることできないですし。

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