横浜FC…15周年記念ユニフォーム

2013.07.05

一昨日の横浜FCの栃木SC戦中継のハーフタイムに（三浦和良がゴールを決めたと聞いて）スカパーのチャンネルを合わせていたら、クラブ創設15周年記念ユニフォームを紹介していた。

http://www.yokohamafc.com/news/2013/06/03/fc153rd/ （横浜FC公式サイト「横浜FC15年記念3rdユニフォームデザイン発表および販売方法について」）

そうだなぁ、もう15年経つんだな。1998年10月下旬の突然の横浜マリノスと横浜フリューゲルスの「合併」騒動から。で、1998年12月25日にはクラブ運営会社を立ち上げたのだから、当時の関係者のエネルギーは凄いものがあった。まぁ、その「合併」というものも愚策の極みみたいなもので、今では考えられないというか、今ではそういうことはありえないし、もはやできないだろう。しかし当時はまだ企業側（スポンサー側）の力がずっと強く、そっちで勝手に決めてJリーグに話を持って来た（Jリーグ側も認めざるをえなかった）という、これも日本のスポーツ文化のチープなところが露骨に明瞭に表れていた「事件」だった。それから15年も経過して、少しは正しいスポーツ文化の浸透が進んでいるだろうか。
スポンサーが撤退すれば、当然に経営規模は縮小しなくてはならないし、経営規模を縮小して継続するしかないし、そうすればいいだけのこと。選手を売ったりもしなくてはならないだろう。そうすると戦力ダウンになるので、戦績は下がるから下部リーグへ降格して行くだろうな。でも、それが由緒正しいクラブの在り方というか道なんであって。そこが企業論理ではわかんないというか、そういうところが全然理解できてないというか、メチャクチャな権力や判断を振りかざした具体例だった。

年末の天皇杯全日本選手権では、チームが（クラブが）消滅することが決まっている（関係者は「合併」と強弁し続けていたが）横浜フリューゲルスが快進撃を続けて、1999年元日のファイナルでは先制されながらも逆転でまさかの優勝を成し遂げて、有終の美を飾った。あの試合は泣けたよね。中継のエンディングでNHK（当時）の山本アナウンサーの長いMCがまた泣けた。私は今でも空（そら）で言えるよ。
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