ドルトムントVSポルト。

ヨーロッパリーグ、ノックアウトラウンド1回戦、ドルトムントとポルトの対戦という豪華カードの1stレグ。ドルトムントのホームで行われた1stレグは、やや嫌な予感もしてたんだが、普通に2-0勝ちという結果で終えた。ま、ポルトがあまりに引いた戦い方だったんで、ポルトはこの試合はドローか、負けても0-1ならいいと思ってたのかも。0-2とされてから前へ出てきたし。

試合内容としては、少なくとも3-0にはできた試合で、アウェイの2ndレグは安心とは言えない状況か。
香川はスタメンだったが、ブンデスリーガ後半戦に入ってトゥヘル監督の指向するフットボールに合わない系のようで出場機会があまり与えられてない状況でもあり、この試合でのパフォーマンスが注目されたところではある。トゥヘル監督は相当フォーメーションを変える監督だが、最近は、ブンデスリーガ前半戦でチームとして好パフォーマンスと思われた4-3-3(シーズン前は4-1-4-1を指向してるように思われたが)から後半戦は4-2-3-1にしようとしてるという指摘もあったり、この試合の前半なんかは(相手の出方によるのかもしれないが)3-2-4-1みたいな感じだったし、正直言うと、私にはどういうフットボールを指向しようとしてるのか、イマイチわかるようなわからないような感じはあるんだが、多分、ポゼッションで(ポゼッションからの変化、スピード、後ろからの湧き出しで)崩して行くというよりも、速く強度の高いフットボール…ゲーゲンプレスといわれてたような組織的なプレスではなく個の戦い重視というか、日本で最近流行り言葉であるインテンシティの高いフットボールを追求してんのかね。そういうことでさらにチームのクラスというかステージを上げようというのか、ちょっとまだよくわかんないっす。ただそれなら、香川が最近の起用で優先順位が高くないことも、一定わかる感じもする。
この試合、試合前からメディアでは香川はスタメン予想だったが、単にギュンドアンが出場しないから…っていうことだったからかもしれない。にしても、とにかくシュートチャンスを3度ほど外してしまい、あまりほめられたデキでもなかったろう。いいタイミングでシュートエリアに入ってんのに、なんであんなに外すかな、、、あと、なんでホームスタジアムなのに滑りまくるかな、、、また(マンチェスター・ユナイテッド時代のように)必要以上のフィジカルトレーニングをやってる?? などと余計な心配をしてしまう。
ま、トゥヘル監督は、速く強度の高いフットボールと、これまでのポゼッション型と両方をモノにして、バイエルン・ミュンヘン一強に戻ってしまったブンデスリーガに変革をもたらそうと考えてるのか、その辺もまだ確信的ではないんだが。香川が以前ドルトムントに所属してた時に2年連続優勝したが、もはやあの時のフットボールには戻れないし、仮にあの時のフットボールを再現してもそのようにはならないし、同じ結果は付いて来ないし、フットボールというものは、すぐに対策も取られる、全体として進化するし変化も変容もするし、常に変わり続けていかなくてはならないという、そういう世界であります。

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