総合型スポーツクラブ化…

コンサドーレ札幌が総合型スポーツクラブ化を検討しているとか、某スポーツ紙に掲載されている。Jリーグのクラブでは既に幾つかのクラブがそう謳っている歴史があるが、「総合型スポーツクラブ化」っていう表現もどうかと思うし、わざわざ「総合型スポーツクラブ」という括りをしないといけないところに、日本という国のスポーツ文化の遅れみたいたものをいっつも感じる次第。

確かに総合型スポーツクラブは日本の国策の一環でもある…いや、「であった」かも。それは相当に後退した感もあるわけで。
そもそもがJリーグが目指しているものは、フットボール(サッカー)だけが地域文化として根づいたりすることなんかではなく、元々に総合型スポーツクラブ的な思想やフィロソフィーがあってのこと。だから、ことさら「総合型スポーツクラブ化」だとかいうのもオカシな話でもあろう。あと、全くそういうことができていないクラブも相当数あり、何をやってんですかね…というところもある。
もう一方で、幾つかの総合型スポーツクラブに関わってきて感じてきたのは、多種目・多競技を手がければ総合型スポーツクラブかというと、それもちょっと違うんじゃないだろうか。幼少期から老年期にわたって、生涯を貫くサービスとアクティビティを提供できるかどうか、住民がそのようなアクティビティとともに地域で生活する文化を作り出すことができるかどうか、、、そういうことであって、単に多種目のチームや選手を抱えたからといって、それは本質的には総合型スポーツクラブというものではなかろう

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