実に見事な力の抜けたミドルショット。

昨夜の女子アジアカップ、開催国のベトナムの守備に手こずった中、前半ロスタイムに決めた川澄の先制ミドルシュート。

ワンステップで、走り込む余裕も(時間も)なく、トラップもせずにダイレクトで打ったのがよかったかもしれない。それによって実にうまく身体の力が抜けて、しかもややアウトにかけたキックで、スーパーゴールとなった。
ああいうのは、Jリーグのナビスコカップで何年も前に見たことがある。左サイドバックに入っていた選手が前へ走って押し上げてきた勢いのままに、軽く右足アウトで合わせたら、凄い弾道のショットがゴールに突き刺さった…スタジアムで観てるこっちが、こんなシュート打てたん!? とビックリしたが、多分ご本人が一番驚いたことだろう。そのシュートについて、コメントを聞いたことがないような気がする。もしかしてちょっと照れ臭かった?? なので、どの選手かは書きません(笑)
というわけで、大体において日本人選手は無駄な力が入っていることが多くて…リラックスして、っていうのがイマイチなんではないか。身体運動の専門家と話していても、よくそういう話になるんだが。

「なでしこ」については、まぁ以前からの主軸の選手たちに頼っている部分がまだまだ大き過ぎるな。新しい選手も、技術的には非常に高いものを持っているのは見ていてよくわかるんだが、このチームに入ると勝手が違うのか、やりにくいのか、委縮してんのか、とにかくイマジネーションの部分でも野心的な部分でも、全然物足らない。
ただ、澤にしても宮間にしても、もちろん素晴らしいプレーは随所にあるものの、TVの実況が持ち上げて称賛するほどには、ないんじゃないか。だいぶ落ちていると思うけど。

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