これも育成問題か??

U-15全日本女子ユース選手権の録画を見ていると、変哲もないクロスに対するディフェンスの選手の応対があまりにナンで、やすやすとゴールを奪われるシーンが多発。たかがU-15の女子サッカーと言うなかれ、じゃないだろうか。昨夜のJ2だって。

ああいう場面でしばしば、ボールウオッチャーになってしまい…とか言われるが、少なくとも女子サッカーではそういうんでもないと思われる。ボールへトライするわけでもない、、、もうちょっと対応の仕方を指導しないもんかね。いくらU-15といえども。
これとは次元が違うが、昨夜のJ2の例えばファジアーノ岡山VS東京ヴェルディだって、ファジアーノ岡山の見事な2本のミドルショットは素晴らしかったが(観ているこちらも興奮したが)センターバックの対応はどうよ…っていうところもあった。
(…ちょっと脱線するがJ2の面白さは、もしかするとJ1以上かもしれない…)

育成年代では各選手に教え込まない、型にはめない的な指導が大切みたいな話になっているが、それはすごい大昔から、、、とは言え、基本的な身体の寄せ方や使い方、ボールの奪い方とか、守備戦術とか、教え込むとかのレベルではない部分で日本の指導者の指導に欠けているものがあるんじゃないか。男子の日本代表だって、基本的な守備の原理がわかってない的な指摘を聞くことがままあったりする。諸外国ではユース年代にとっくに知っている基本を知らなかったり…
長所をうまく伸ばしてやろう…というのはよいと思うし、クラブや指導者によっては低年齢ではドリブルだけに特化したりするのもわかるが、相手と接触しないで(接触を避けて)…というのも考え方としてわかるが、しかしそれでは接触やコンタクトプレーを極端に嫌う選手が出て来てやしないか…っていう心配をする向きもあったりして、その心配をあながち笑うことはできまい。
日本全国の数え切れないほどの指導者の情熱あふれる指導で、最も多くの競技人口となっているフットボール(サッカー)だが、しかし指導者のスキルや知識が追いついていないのも実際のところでは?? それは教え込み型云々というのとは、違う次元の話だろう。
じゃ、日本サッカー協会が指針を示して…みたいな大雑把な話に集約することがよくあるが、指針を示したって指導内容は変わるものではあるまい。指針は指針であって、指導者にスキルや知識が十分でないんだから。育成問題の話になると、いきなり個の力とか、大雑把な話になるが、そういうフラフラした話ではなく、こういうコツコツ、コチコチした部分を細かに分析して改善していくっていうのは、やってんのかね。
あ、こういうように書いてくると、日本のフットボールの育成に問題があるような話に取られるかもしれないが、そういうことではない。かなりよい成果を継続的に残してきていることは間違いないだろ。だけど、さらにこれをクラスアップするには…っていうハナシ。

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