最近の香川。

ドルトムントの香川だが、先週末はブンデスリーガでバイエルン・ミュンヘンとアウェイでの対戦、続いて今週ミッドウイークはチャンピオンズリーグでガラタサライとこちらもアウェイで対戦、、、というわけで、プレーぶりに注目しておったんだが…

まずバイエルン戦は、地元メディアでもジャビ・アロンソを封じていた、などと称賛されてるみたいだが、確かにいいパフォーマンス。ただ、プレーメーカー役になってしまっていて、相手ゴール前やペナルティエリア付近へ入り込む場面が少ない。守備でも大いに貢献しているのはよくわかるが、やや物足らなく見えるのはゼイタクな感想でしょうか。それと、前半の終わりごろはかなりガス欠に見えたけどなぁ。後半、ペナルティエリアの中で反転シュートは見事…だったんだが、惜しくもマウスを外れる。後半はそれだけかなぁ。で、途中交替。
ガラタサライ戦は、まぁこっちも同じような感じで、味方のヒールの落としを右足アウトで打ったシュートは惜しくもマウスを外れ、、、ただ、あれをアウトで打つっていうのはなかなか日本人にはないことなんで、その辺りからもダテにマンチェスターに居たわけじゃないってところかな。そう思うのは私だけかもしれんが。この試合も全般的に悪くないんだが、ヨーロッパのメディアでは、悪くはないけどその位置(トップ下)に入ってるならもっと違いのあるプレーをしないと…みたいなことをコメントされてるみたいだが、、、まぁそうでしょうな。中央から香川が左右に動いて、空いたスペースを味方が使うというのは、チームとしてはいいのかもしれないが、香川には膨大な運動量を要求することになるし、その分、相手ゴール前で決定的な仕事をするとか、そういうチャンスが巡って来るとか、そういうのは難しくなる。
ま、日本人フォワードがトップではなく2列めやトップ下というかシャドーの位置に起用されることが少なくないが、それはフォワードにしては貪欲な決定力に欠ける…フィジカル(ボディコンタクト)でもフォワードとしてはちょっと…でも、ボール回しやパスは上手いしセットプレーも蹴らせられるし、、、ってな感じで2列めに置かれる(…コンバート、ってあえて言ってもいいかな)のとは違う話ではあるでしょう。そういう例の場合は、2列めとかシャドーの位置なんてやれる人間は幾らでもいるんであって、、、という注釈付きになってしまうから。いずれごく近いうちに、そこでも起用されなくなっちゃうことが多い気がするし。ま、要はアタッカーというならば、2列めだろうがトップ下だろうがシャドーの位置だろうが、ゴールに絡む仕事、ゴールを決めること、っちゅうわけであって、日本でもいまだにはびこっていると思われる華麗なゲームメイクっていうのは、もう違うわけで。
香川のドルトムントでの現状は、そういうのとは違っていて、そこで香川がプレーしてくんないとドルトムントの試合が作れない的な…だからプレーメーカー(前目の位置に入ってるプレーメーカー)っつうことですかな。前線でボールをキープできる選手が居ればいいんだけどな…それと、中盤低い位置からボールを出せる選手。そこが整わないうちは、香川は現状のようなプレーが続くんだろうなぁ。今シーズン、ずっとそうだったりして。。。

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