フォーメーション変更で押し返したのはよかったが…

先ほど終わったテストマッチ。10日前に来日して準備してたそうだが(このインターナショナルマッチ・ウイークに今夜の前に試合を入れず)テストマッチ(フレンドリーマッチ)とは思えない準備で十分に研究して臨んできたオーストラリアに、前半はなっかなかペースを取れませんでしたね。

オーストラリアはピッチの選手たちからもヤル気も感じられ、この試合をアジカカップの前哨戦ととらえていたのが、よ~くわかる。試合前のオーストラリアチームのコメントからも、日本を非常に意識してたのは伝わっていたけどね。
日本チームは蓋を開けてみればいつもの4-3-3だったわけだが、TV実況席でも盛んに言っていたが、アンカーを置いたこのフォーメーションだと、アンカーの両脇を使われる狙われるのはデフォであって、そこに相手サイドハーフが入って来て、アンカーとサイドバックの間でボールを持たれたり、日本選手の間、間に入られて、なんとも…そこを何とかせんかい、ってなもんで。ロングボールをフィードしたり、一応いろいろやってはいたけどね。ま、オーストラリアが強いとも凄いとも全然思わないんだが、実際、相手のプレーの精度にかなり助けられていたけれども、これを早々に打開する策が見られないのはちょっと…。選手たち全員の発想力というか対応力というか引き出しというか、その辺がまだまだですな。
前半終わり近くから4-2-3-1に変えてペースをつかみかけたが、後半は遠藤に替えて今野を起用し、これは予定の交替だったのかどうか知らんが、今野が中盤底でボール奪取力やボール奪ってからの縦の推進力を発揮して、さらに試合は日本のものに。さらに武藤に替えて乾を投入して、乾をサイドに張らせたのもベンチワークなんだろうが、これでますます日本ペースに。サイドに張った所からシュートエリアに入って行く乾が相変わらずゴールを決め損ねるのは乾らしいが、ま、こうして押し返して2ゴールはなかなか結構ではあったかと。でもオーストラリアも、日本にペースを握られてからはちょっと芸がなかったけど。日本が4-2-3-1に替えても、サイドに開いて起点をつくるなど、その辺はよくフットボールをわかってるような印象がしたんだが、そこまでだったかな。
しかしこれ、アジアカップじゃどうすんの?? やっぱり4-3-3やってたら、相手はこの試合のようにやってきますよ。

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