やっぱり日本のメディアはトレーニングのこと知らないんだなぁ…

2015.03.26

ガンバ大阪の新スタジアム、来年2月のこけら落としが待ち遠しいが、今日「スタジアム建設募金団体」が募金結果報告をリリースした。たぶん、大型ビジョンも2基設置されそうなんで（…大丈夫だよね）よかった。

んで、Jリーグのチェアマンが、Jリーグも引き続き全力で支援してまいります…というコメントを寄せてるんだが、何か支援したか?? そりゃ、スポーツ振興くじ助成金の活用やら、その他いろいろと全然支援しなかったとは思わないが、でも普通に支援した感がないんだけどな、我々一般人からすると。もうちょっと明確な支援をしてくれたらどうですかね。これから、いよいよ完成した暁に、日本で初のヨーロッパ型のフットボール・スタジアムなんだから。まぁ大して何もできないと思うが、精々やれることをやってくださいよ。

明日はハリルホジッチ監督の采配によるA代表初戦だが、昨日とかのメディアの報じる情報をざっと見てると、、、手拍子に合わせてモモ上げがまるで軍隊式だとか、軍隊式トレーニングは規律を重んじるハリルホジッチらしいとか、昨年のワールドカップでの失点シーンのビデオ検証（講義??）では選手間の距離の悪さを指摘して、トレーニングでは選手同士をロープでつないでの守備練習を「衝撃的なメニュー」だとか「緊縛指導」だとか（苦笑）…そんなんゾーンディフェンスのトレーニングじゃんか。
こういう記事やテキスト目にするたびに、日本のメディアは（フットボールに限らず）トレーニングのことを全然知らないんだなぁって思いますね。あ、その記者だけが無知なのか…あるいは、、、わかってるけど大衆に合わせてそういう記事に仕立ててるとか…まぁ何であろうと、なにしろ、どうでもいいんだが、とにかく、とにもかくにも、プアですよ。
そもそも知ってる?? ゾーンディフェンスって??? スポーツ取材の人間として。
日本のチームはゾーンディフェンスがまだまだ修得できてないんですよ。クラブチームもね。ゾーンディフェンスの解説は私なんかよりはるかに優れた方々がおられるんで、そういう皆さんにお任せしますが、とにかく守備の文化がね。攻撃の方ばっかり…日本らしい攻撃的フットボールの方ばっかり関心と興味を費やしてきて、守備は人数をかけた組織的守備…ということでなんとかやってきた感があり、それでもって日本は守備はそこそこ堅い（問題はフォワードだ、、、とか、大衆的にも誤解したり…）などと勘違いしてきた風があるが、世界と真っ向勝負してくならば、もはやそういう段階ではなくなってきてるわけですね。日本人の指導者はたいへんな熱意、情熱で素晴らしいのだが、守備の素養や対人接触プレーについてはやっぱり未熟なんで（海外のプロフェッショナルなコーチが、日本の守備戦術の低さに驚いてるくらい…）日本サッカー協会が海外の若くて情熱のある指導者を招聘して若年層からそういうスキルと文化の育成（というか醸成）をやった方がいいんじゃないか。
そんでもって、メディアの不勉強?? そういうのを笑ってあげられるというか、そういうのが自然と消えるようにならないと。

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