昨夜のU-22…そして、なでしこ、ファイナルへ。

まず昨夜のU-22のテストマッチ。U-22コスタリカとの一戦。コスタリカも集中力の高いプレーで、テストマッチとしてはよかったんじゃないか。勝ち負けは別にまぁいいだろ。日本のU-22は、どの選手も技術が高い(シュートチャンスにやたらと力む日本人の癖が強いが…)それは本当にそう。ただそれがチームとして(英語でよく言う)squad になりえるかどうか、っうところではないか。それと、これは監督・コーチの仕事(と能力)だが、どういう戦術、戦略を植えつけるのか、っう。そこは私にはまだ懐疑的なんだなぁ。

とにかく、選手たちは上手いっすよ。上手い、高い技術だけでは勝てないんでね、フットボールは。10月にまた合宿があるそうで、そこではサガン鳥栖と練習マッチをやるそうだが(プレースタイル的にサガン鳥栖をチョイスするらしい)それ、ネット配信でいいから見せてくれませんかねぇ。

さて女子ワールドカップ、なでしこ。PKで1点取り合った後、ゴールの匂いがしなくて延長戦と思った時にオウンゴールが決勝点に。2大会連続で(間のロンドン・オリンピックを含めれば3大会連続で)ファイナル進出という、まぁこれは偉業だと思いますよ。
中3日、中3日(特に先の中3日というか中2.5日はまったく謎で、開催国のカナダが勝ち上がると踏んでの日程じゃないのか…)と続いてきて、さすがに動きはよくなかったな。
しかしなぁ、イングランドもこんなフットボールでいいわけ?? リネカーにベッカムにルーニーに、なんだか盛り上げていたようだけど。長いレンジでのシュートが云々ったって、もっとまともなシュートにしてくれよ。そんなんがたまたまゴールしちゃうこともあるわけだが、少年サッカーかよ。こんなフットボールじゃ、ドイツやフランスやアメリカにはずっと勝てませんよ。試合直後の佐々木監督はさすがというか、上手い言い回しをしてましたね、シンプルな展開…とか。それは上等過ぎる形容だわな。
なでしこは、そんなイングランドのアタックに対して警戒感が強いためだろう、最終ラインが深すぎて、ビルドアップしようとする宇津木と阪口も、彼女たちに渡すボールの距離があり過ぎるためにそのために狙われやすく、さしてよい攻撃の形をつくれず。
先制点のPK獲得は、有吉がいいドリブルを見せた正真正銘のファウルだが、その何分か前にも、川澄が相手2人引き連れて同じようなシーンがあったんだな。そこで川澄は最近の低パフォーマンス故か、フェイント気味にボールを残して次のプレーを選択したんだが、あそこはあのまま突っ走っておけばPKを獲れただろう。有吉はその点、ボールを受けた時にトラップが大きく浮かしてしまって、それがファウルを誘う結果になったのが幸い(?)したように思う。ただ、ペナルティエリアぎりぎりで、フリーキックだろうな。
ただ、PKを蹴った宮間は凄かった。間合いを完全に相手ゴールキーパーに合わせられていたのに、ジレずにキッチリ決めるのは流石だな。
で、その帳尻PKをイングランドに与えるこの試合のレフェリー。ありゃ全然ファウルじゃないっす。
…とまぁ、そんなわけだが、最後がロスタイムのオウンゴールとはいえ、なんとかかんとか勝利をおさめ、とうとうファイナルに。アメリカとのファイナル(4年前のワールドカップ、3年前のオリンピックに続く3度めのアメリカとのファイナルでの対戦)は、日本時間で6日(月曜日)朝8:00。アメリカのセミファイナルのドイツ戦を見ていても、完全アウェイになるだろうな。

しかしなぁ、人工芝ももっともっと天然芝に近くならないとダメだろう。天然芝に近くなって言われてるけどな、試合やプレーやキックを見ていると、全然まだまだと思うぞ。

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