ドルトムントの「ファンタスティック4」

昨夜は天皇杯2回戦の残りの6試合が一斉に行われたが、スカパーのその中の4試合をライブ中継。どれを見ようかとちょっと考えたが、やはり清水エスパルスと藤枝MYFCの対戦を選ぶわな。きっと多くの方がそうだんたんじゃないかと。これを選ぶ理由? そんなんわかりきった話でしょう(笑)
ところがエスパルスが前半早い時間帯で2ゴールを奪っちゃったんで、ここでチャンネルを変えた方が続出なんじゃないか。私もなんだが、そしたら藤枝が前半のうちに追いついちゃって。そっからは、視てるこっちもイケイケっすよ。ヨシやった!! が後半に2度。
しかしどっちも緩い守備で、、、サイドでやすやすと1対1で突破を許すし、中央も人数は居るのにスカスカ。ゾーン守備のリテラシーを子どもの頃から育てないと本当ダメっすね。

さて、ドイツのスポーツ誌(お馴染みのビルト誌)でドルトムントの「ファンタスティック4」が特集されたそうで。ムヒタリアン、オバメヤン、香川、ロイスはブンデスリーガで最もゴール前で危険な攻撃陣を形成している…これまでの公式戦30ゴールのうち、実に29ゴールに直接関与している…とさ。香川についても、2010-11シーズン、2011-12年シーズンのように再び輝きを放っていると評されているが、当時と違って「10番というより8番の位置でプレーしている」とされている。これって結構フットボールにおいて大切な表現方法であって、普通に「10番のプレー」とか「8番のプレー」といった表現が使われるようになって、「10番のプレー」と「8番のプレー」を区別して、しかも(日本のお好きな)「トップ下」とかいう言葉が(なんでもかんでも「トップ下」と言ってしまう風情が)排除されて語られるように、日本のメディアも変わって欲しいと思いますね。
ところで、マンチェスター・ユナイテッドから移籍ウインドウがクローズする直前に、ヤヌザイがドルトムントにレンタル移籍したが、一部の日本のメディアは、ユナイテッドの頃(香川のユナイテッドでの2年め)のように再びヤヌザイとポジション争いか、、、などと記事にしていたりするが、確かにモイーズの時は2列め左のポジションを争ったとも言えなくもないが(いろんな政策的、思惑的に、ヤヌザイのプレー機会を多くしようという意図もあったと私は思っている)根幹的にプレー内容が違うわけであって、ましてやドルトムントでは(ドルトムントで香川が好調だからとか、そういうことから言うのではなく)当時のユナイテッドとはやってるフットボールの内容も、システムも、フォーメーションも異なるわけで、香川とヤヌザイがポジション争いになるような関係でないことは明白。だから、こんなところからも日本のメディアのプアさが垣間見られたりする。そもそもヤヌザイは、左サイドを主戦場とするウインガータイプだろ。ドイツのメディアでは、私が見たり聞いたりした範囲では、初めっから香川とポジション争いする対象と見られてないし、普通のロイスのバックアップ的な(ロイスはケガが多いし)報じ方だったと思うぞ。
ちなみに、先週のインターナショナルマッチ・ウイークで、オバメヤンとロイスがケガしたらしいので、今週末のブンデス再開戦では、いきなりヤヌザイ起用の可能性があるんじゃなかろうか。

あ、ドルトムントの「ファンタスティック4」云々にはギュンドアンも入れなきゃダメだろう。そしたら「ファンタスティック5」になってしまうが。

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