イスコがどこでプレーするのかと注目してた、チャンピオンズリーグでの「マドリード・ダービー」

今週ミッドウイーク(日本のゴールデンウイーク、、、って、ヨーロッパには関係ないが。笑)に行われたチャンピオンズリーグのセミファイナル1stレグ、 レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードの「マドリード・ダービー」は、クリスティアーノ・ロナウドのハットトリックによって思いがけない得点差でタイムアップ。
ロナウドのハットトリックには恐れ入ったが、この試合はベイルがプレーできないことはわかっていたし、イスコが起用されるであろうと推測されたので、イスコがどこでプレーして、どういうプレーをするのか関心をもっていたところでありました。

キックオフ前の予想では、当然というか普通に前線がイスコ、ベンゼマ、ロナウドという並びだって思うよね。だけどイスコはベイルの代わりはできないし、同じようなプレーはできない(しない)わけで。
そんな中でキックオフしたわけだが、のっけでイスコは結構低い位置。クロース、モドリッチと並んで中盤センター3枚(その後ろにカゼミーロ)みたいな感じ。フォーメーションで言うなら、4-1-3-2みたいな。
これにアトレチコが面くらったかどうかはわからないが、アトレチコらしいボール奪取が見られないというか、なんか奪い所が掴めない感じに見えたが。。。
ところがイスコは中盤センターに居るわけじゃなく、あちこち漂って、フォワードの位置に入ったり、サイドに(それも左右どちらにも)入ったりしてボールを受ける…ロナウドが降りてきたら入れ替わって前線に入ったり…と。通常、そんな風にシステムを無視して漂われると、そこを使われてピンチを招くんだが、この試合のレアルは、イスコを "フリーマン" として漂わせる、スペースに入り込ませてボールを引き出す、という戦略だったのか?? イスコの浮遊をよそに(?)中盤から後ろはガッチリとブロックを形成。あるいはイスコが中盤守備に入って来ても全然混乱めいたものを来すことなく、スムースに守備ラインを移行というか対応というか。そんなわけで、アトレチコもイスコの居ない場所、スペースを使って攻撃を組み立てるということもできず、、、という展開ではなかったかと。イスコは70分弱で退いたんだが、そうこうしてるうちに、イスコが退いた後にロナウドが2発を追加して試合を決めた。

イスコを見ていて思ったのは、ファーガソン監督時代の、ルーニーとロナウドが居たマンチェスター・ユナイテッドでのパク・チソンの起用法。ファーガソンは結構大一番でパク・チソンを起用して、その起用の仕方がこの試合でのイスコのようなタスク(ルーニーとロナウドの動いた後を補完)だったように思ったり。それがまた、パク・チソンにゴールチャンスが訪れたりしてたんだよね。
もう1つ思ったのは、このイスコのプレー、パフォーマンスって、香川でも十分やれるでしょう…ってこと。もちろん、シャイで場数の足らない日本人だから、チームの中に(ピッチの中に)"居場所" があって…コミュニケーションや意思疎通ができて…という必要条件付き、、、だけどね。でも技術的にも戦術的にも、香川でやれますよ。イスコがスーパーだったわけではなかったし。70分あたりで交替するのも香川っぽい(?)でしょ。

ところで、ここのところのレアルの試合をいろいろ見てて、もしJリーグのどっかのクラブに誰か1人呼びたい(加入させられる)としたら、私は左サイドバックのマルセロだな。実は。

| trackback (0) |

この記事のトラックバックURL

http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/2531

トラックバック

▲ページのトップへ

CALENDAR

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

<<前月 2024年11月 次月>>

Back Number

これ以前の記事はこちらから

Recent Trackback

Profile

▲ページのトップへ