テネリフェの柴崎岳。
2017.05.09
昨日の試合で2試合連続スタメン、フル出場だったんだが、DAZNでフルタイム拝見。メディアでは「トップ下」起用と報じているが、4-2-3-1の2列め左でしたね。序盤から広い視野とパスで見どころを感じさせたが、それって見てるこっちが日本人だからかも(笑) でも前半で最も観客が沸いたのは、左タッチライン沿いでイーブンのボールを浮かして(?)相手を交わしたシーンだったような。パスも、もうちょっと強度と速さが欲しいかなぁ。
ただま、基本的にフィニッシュの部分ではあまり頼りにされてないというか、、、見られてないというか。。。
後半になると、ボックスに何度が入っていったところに鬼パスが来たが、これをモノにできず、、、というかシュートを打てず。ラストパス、スルーパスも3つほどイイのがったけど。
もっと積極性が必要なんじゃないか…という意見が私の周囲にあったりするが、まぁそうですね。っていうか、スペイン2部って、組織性っていうものがあまり重視されてない感じで、個々の能力というか、そっちが優先されているというか、そっちを重視というか発揮させよう的な感じというか。とはいえ、個々の選手が技術的に凄いということでもなく、ポテンシャルを感じさせるというか。柴崎も、ドリブリングからのミドルショットを叩き込むとか、そういうプレーが必要だよなぁ。
それと、コンタクトプレーは明らかに弱いなぁ。強度はもちろん、身体接触時の身体の使い方や身のこなしとか。こういうの、もっと日本国内でも議論されるばきだよね。単に「フィジカル」って片づけないで。スキルでしょ。先日、とある所で格闘技の話で盛り上がっておったのだが、それこそ日本古来の合気道とか、そういうのもトレーニングに入れるべきじゃないか…とかね。
この試合ではセットプレーを全てまかされていたが、、、後半途中まで。勝負のかかった終盤は蹴らしてくれなくなりましたね。セットプレーのボールは、コーナーキックにしてもフリーキックにしても、正確に味方の頭(ヘッド)に合わせていたが、ちょっとボールのスピードとか質がどうかな…とは感じましたが。セットプレーを任されるには、もう一段上でないと。
ちなみに、この試合での柴崎のパフォーマンスについて、地元メディアはチーム最高タイの評価だったそうだ。高い技術を見せた…とか、ピッチで魔法をかけた(←日本のメディアの訳?? 意訳?? なので真偽は不明)…とか。
この試合を見た方々の感想はかなりポジティブのようにお見受けするが、私的にはよくフルタイム使ってくれたな、、、というところなんですけどね。
それにしてもスペイン2部のスタジムの風景は、(失礼ながら)やや日本の日曜日の社会人クラブの試合みたいな雰囲気。カナリア諸島のテネリフェ島だったからかも、しれないけど。でもスタジアムはメチャ立派というか実に見事。
この試合を終えてテネリフは5位だが、1部昇格には3位~6位によって争われる昇格プレーオフを勝ち上がるしかなく(自動昇格の2位に入るのは既に現実的でない)…この試合を拝見した感じでは、昇格プレーオフもなかなか厳しいんじゃないかという気がするが。
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