乾がカンプノウで凄い2発を叩きこんだ…

昨日のU-20ワールドカップの初戦、南アフリカ戦はなんとか逆転勝ち。後半早めの時間帯(10分過ぎ)に久保建英を投入して、さすがにセンスとプレービジョンが違います。ただ、逆転勝ちはよかったがチームとしては前途多難を感じさせるパフォーマンスですな。

このチーム、U-19アジア選手権で無失点だったとはいえ、多くの方々が言ってるように中盤底のフィルターがかかっておらず、2枚のセンターバック、冨安と中山の頑張りではね返しているというスタイル。昨日の試合では板倉を2枚の中盤底の1枚に起用して、板倉の奮闘ぶりを評価する向きもあるが、一発で行き過ぎの感もあり(それは状況的にやむをえない部分があるかもしれないが)まぁ普通にはU-20ワールドカップに向けてどうかすると思ってたんだが、何もしなかったんだよね。どういう考えなんか、メディアは聞いて来いよ。
それでも、結構相手ディフェンス網の間でボールを受けられるんで、ゴールチャンスは多く作れたんだが、これをことごとく決められないという。普通には4点くらい決められただろうし、こちらもあと2失点くらいしても不思議はなかった。そんなわけで、このグループで最も力が劣ると思われる南アフリカに、この程度のパフォーマンスっていうのはね、、、っていうところ。もちろん初戦の難しさはあるわけで、次のウルグアイ戦でどういう戦いを見せてくれますかね。
久保建英をスタメンで…などという向きもあるが、それは無茶ってもんでしょう。ジョーカーとして使うしかないですよ。
まぁしかし、先週末に某所で何人かと、日本の子どもたちは技術やテクニックは相当高い(対戦相手の監督だってタレント性が高いと認めてるのは間違いではないし、それが試合の中でそれほど発揮されないという点もあるんではないか…)ことと、もう一方でプレービジョンの部分が、、、などという話をしてたばかりで、そこは環境や指導の問題が大きいし。バルセロナだって、何年も何年も反復練習をして、ああいうプレービジョンが描けるように、プレービジョンがシンクロできるようになってるわけでしょ。

んで、日本時間今朝のカンプノウ(アウェイのバルセロナ戦)での乾の2発だよ。右からのクロスを大外でダイレクトに叩き込んだ強烈なショット。その2発以外にもペナルティエリア内でカットインしての右足のショットも、ゴールライン沿いにドリブルで突破してからの角度のない位置かのショットも、柔らかく、ゆるんだイイ感じのシュート。いつの間にこんな領域に(短期間に)到達してたんだ?? これが続けば(←単にゴールのことでなく)凄いんだが。

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