Jリーグでトラッキングシステム導入!!?

昨日のゼロックス・スーパーカップで使用したとか。昨年のワールドカップで、選手ごとの走行距離だとか、スプリントはどうだとか、フリーキックの位置がゴールまで何メートルとか…あれです。

実は昨シーズンの最終戦の浦和レッズVSヴィッセル神戸のTV中継でも使ったんだってね。(その試合、TVでフルタイム見てないから)最近まで知りませんでした。
昨日のゼロックス・スーパーカップ、名古屋グランパスVS鹿島アントラーズでのデータ(ならびにフットボールにおけるデータ)について、朝日新聞の忠鉢編集委員がとても的確な記事を書いている。
いわく、その試合では…ボール支配率と総走行距離は互角、スプリント回数は攻守ともアントラーズが多かったが、スプリントの距離を見るとグランパスが攻撃時に逆転、、、アントラーズが主に主導権を握っていたがグランパスは攻撃時にダイナミックに動いて対抗、、、といった内容。
日本人が長年親しんできた(ほとんどそれしか知らなかった)野球の数字と違って、忠鉢編集委員いわく…データを理解するには試合を見る目が必要、、、と。
さらに…日本ではサッカーは主観で評価するものと思われがちだがデータと照らし合わせて考えるきっかけになるだろう、、、と。

ちなみに他から聞いた話だが、各選手ごとで見ると名古屋グランパスの藤本淳吾の走行距離が一番多かったらしい。だが、試合を見ていてあまりそういうイメージは持ってないよね。私も持ってない。見てる側にも、単純に数値だけでは測れない有効性・有機性を感じ取ることが求められる…というか、そこが少しずつわかったり見えたり、自分なりの意見を持つことができるようになると、どんどん楽しくなってくる。深くなって行く。

単純に数字だけでわかる方が楽、と言う向きもあるだろう。そんな難しいことは、マニアや専門性ある者にはよいかもしれないが一般大衆には所詮受け入れられない、という向きもあろう。しかし、そういうことばっかり言い続けてきたから日本がこうなっちゃってんじゃないのか?? いきなり専門性の高い所まで持って行こうというのではなく、少しずつそういう目も持って行かないと、互いに醸成し合って行かないと、進歩や進化がないじゃないですか。そういう意味でも、忠鉢編集委員の記事はとてもよかったと思う。

ちなみにトラッキングシステムは、各節1~2試合にだけ導入されるんだそうだ。どの試合で使うのか知らないが、子どもたちの指導をしている人たちを含め、フットボール関係者に広く有用な試合をセレクトして欲しいな。

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