2011年Jリーグ開幕…過去の開幕戦の記憶から。

今日は19年めのJリーグ開幕だが、過去の開幕戦で面白かった印象深かった記憶を1つ。2007年の開幕戦の話。試合内容のことではありませんが。

この日は川崎フロンターレVS鹿島アントラーズを観戦しに等々力スタジアムへ出かけた。鹿島アントラーズはこの年からオリベイラ監督が就任しリーグ3連覇を果たすのだが、前年(2006年)までの数年は世代交代の時期で戦績的には苦労していたところ。特に2006年は、今年で5年めを迎えるオリベイラ監督の前任のアウトゥオリ氏(鳴り物入りで就任した…と言ってよいのかな??)が1年だけ監督をした年で、スタジアムで見ているとアウトゥオリ氏の描く戦術に選手がフィットしないというより、選手の能力というかセンスがついていっていない感じがしたのだった。スタジアムで見ていて、どうするんだろ~って思ったのを覚えている。
川崎フロンターレは2005年にJ1に再昇格して2006年はよもやの2位でフィニッシュし、この2007年はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に挑戦するという年だった。
試合前の選手紹介の前に、どのスタジアムでも大体ホームのチームの煽りムービーが流されるのだが、特に開幕戦は念入りで長~かったりする。この日は前年にアントラーズよりも上位に入ってしまった(アントラーズのサポーターからすれば認めがたい事実だったろうし、この頃は今以上に両チームの格というか、観客のパワーを含めて大きな開きがあったのは当然であって…)フロンターレの煽りムービーが始まるやいなや、上から目線のアントラーズ・サポーターから大ブーイング。
煽りムービーはさらに続き(長げぇな~、と思いながら見てた私…)「共に分かち合うこのシーズン」の文字に続いて「Jリーグ」の文字(ロゴ)がデッカく表れるとさらに大きな大ブーイング…続いて「天皇杯」のロゴに大ブーイング…「ナビスコカップ」のロゴに大ブーイング…ところが最後に「そして」の文字に続き「ACL」のロゴが表れると、この年は出場権を得られなかったアントラーズ・サポーターはさすがに沈黙、そしてフロンターレのサポーターおよびホームの観客から、一瞬とまどいの後、おぉ~!!っというドヨメキ、歓声とともに大拍手。。。
いやーいい雰囲気だった。フロンターレのサポーターやホームの観客からしたら、考えてもみなかったACLへの挑戦を現実として(しかもACLに出場できない鹿島アントラーズのサポーターを前にして、だよ!)自分たちのものとして認識し誇りに感じた瞬間の高揚感がとっても素晴らしかった。
こういうのはスタジアムに行かないと、現場にいないと当然わからないし味わうこともできない。

さて、今日の開幕戦、私はどのスタジアムに出現するでしょう…???

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