J2昇格要件緩和…と言うけれど。

2018.02.17

今週、今シーズンからJ2への昇格要件が一部緩和されるとの発表がありましたな。具体的にどの要件が緩和されたかというと、、、1試合あたり平均観客数3000人以上という要件と、年間広告収入1億円以上という要件を撤廃、ということらしい。

まぁ、こういう要件の撤廃は結構なことだ。そんな要件もクリアできない脆弱なクラブをJ2に上げていいのか、、、みたいな反応をする向きがおられたら、それは相当にズレてる。クラブ経営の土台（財政状況と言ってもよいか）が脆弱でよいという意味には、全然ならない。クラブ財政状況の審査はあるわけで。実際Jリーグ理事会でも、それら2要件は、クラブ財政状況が良好であることとという要件との重複と判断した故での撤廃。
ただ、スタジアムスペックに関する要件には手を付けないのかねぇ。特にキャパ（収容人数）に。乾が所属しているエイバルのホームスタジアムはキャパ5000とか6000くらいでしょ。それでしっかりリーガ（スペイン1部）の中堅でやっている。無理に10,000以上のキャパ（J2）とか15,000以上のキャパ（J1）とか、そんなに重要なことか?? 確かにJリーグが発足した当時はあってよい要件だったでしょう。もう四半世紀経ったんだけどな。
大きいキャパのスタジアムを増やそうという意図というか意思はわかるが、だから陸上競技場を改修する方向に行ってしまう。国体用に造られた陸上競技場を。必要なのは、大事なのは、フットボールスタジアムだってことは、もう相当にわかってきたことであって。であれば、フットボールスタジアムであるならキャパ要件は緩和するとかの措置を、是非とも早く導入していただきたいもの。
このブログでも、何度も何度も書かせていただいていることですけどね。

あ、3000人するらも観客が来なくてどうするんだ…っていうのは的外れですよ。地方で「定期的に」コンスタントに3000人集客するのがどれだけタイヘンで大きいことか、ってこと。何か他の的外れなものを連想なり想起して、単純反応してはいけない。これは地方の小都市の話なんだ。

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