最新型兵器(ムパッペ)は守備システムも理解できてる…
2018.07.01
昨日からノックアウトステージ。その初戦となったフランスVSアルゼンチンは終盤までゴールが生まれる熱戦となったが、アルゼンチンの懸命の反攻もフランスが粉砕。その中心となったのは、言うまでもなくムパッペ(今大会から多くのメディアがエムバペと呼んでいるので、以降エムバペで…)だよなぁ。
TBSの放送でもコメンテーターの福田正博氏あたりから、フランスはエムバペの守備の負担を減らすようにしているとの指摘があったが、確かにエンバペを攻撃の軸に据えていることは明確だったが、それでもエムバペはちゃんとフランスの守備システムを理解してたぞ。
フランスは基本フォーメーションは4-2-3-1のようだが、相手ボールになると4-4の守備ブロックを敷き、4-4-2の形で待ち構えるあたりは近年のトレンドというか常套手段。そこでの4-4にはグリーズマンが基本的に入り、前はエムバペとジルーというのが基本形なんだろうが、グリーズマンが攻撃で前に残っている場合は、すんなりとエムバペが4-4に入っております。もちろんエムバペは右サイドに来たり左サイドに行ったりもする。それでも4-4の守備ブロックにスムースに入ることができる。
あるいは、ジルーとグリーズマンとエムバペの3人が、1トップ・2シャドーのような形で前線で相手ビルドアップのパスコースを限定する動きをする場合は、中盤の3枚(ポグバ、カンテ、基本左に入るマテュイディ)が3センター(3ボランチ)のような形でスライドして中盤を埋める。それもなんともスムース。
なんかさ、、、日本の某選手に見せてあげたい(見てもらいたい)なぁ…と思いながら見ておりましたよ。こういうのをエムバペのように若い選手だって普通にやってんだよ。指導の問題も大きいと思うが。それもやれないんだったら、メッシみたいに全然守備しなくていいから絶対ゴールを奪ってくれよ、、、ってことになるよなぁ。日本の誰のことか、言わなくてもおわかりですよね。。。
この試合はアルゼンチンも、ディ・マリアの久しぶりの超絶ゴールを見せてもらった。数年前と比較してコンディションの問題なのか、落ちた感のあったディ・マリアだが、たいへん失礼ながら(あえてこういう表現をさせていただくと)ちょっと前の型の兵器が最新兵器とまったく遜色なく炸裂、活躍してくれたんだが、そんな型式の違いも見せつけられた一戦ではあったかも。
それにしても今大会の日本時間22:00キックオフとか23:00キックオフの試合は塩っ気(塩分)過多という一部の通説(??)もあったが、それを吹き飛ばす一戦で日本の視聴者も大いに満足したんではないか。
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