10月テストマッチの背番号。
2018.10.11
10月のテストマッチ2戦に臨むメンバーの背番号が発表されたが、まぁ確かに背番号を見るといろいろなことも見えてきたりもするわけで。
今回呼ばれたワールドカップ出場メンバーについては、ワールドカップの時の背番号を踏襲させているので、9月のテストマッチの時にそれらの背番号を与えられていた選手たちは <変更> を余儀なくされている。例えば南野は9月の時は「8」だったが、今回は原口が呼ばれているので、南野には「9」が与えられている。ま、最も注目されるのは「10」だろうが、9月の時と同様、中島翔哉に今回も「10」が与えられている。
そういうのを取り上げて(長らく「10」を与えられてきた)香川から「10」を剥奪…だとか、いかにもな記事が散見されたりもするが、いかにも次元が低い発想だ。香川は呼ばれてないんだから。
香川が呼ばれた時に、じゃぁ何番を与えられるかという点は確かに少々関心が生じたりはするよね。ただ新しいチームになって、中島が攻撃を牽引する役割を果たすのなら(香川が呼ばれていても)中島が「10」で全然おかしくはない。それも試されるこの10月のテストマッチでもあるだろう。
香川が今後呼ばれないとは思ってないし、クラブ(ドルトムント)では出場機会に苦労しているとはいえ、技術的にもパフォーマンス的にも高いレベルにあることに違いはなく、ただ、ゴールに直結するプレーという点においては、今の香川よりは他の選手の方が可能性があるかもしれない。
香川はリンクマン的な機能としては、今年のワールドカップでも素晴らしいパフォーマンスだったと思うけどね。。。
シャドーの位置なり2列めに入るのなら、日本チームのフォーメーションが前線中央に1人であるなら(4-2-3-1とか4-3-3とか)セカンドストライカーとしてゴールを求められるだろうし、9月のテストマッチの時のように4-4-2のフォーメーションであったとしても、あの時も2トップが縦関係で攻撃を構築する感じだったし(そういうスタイルは既に日本のデフォでもあるわな…)同じことですよね。よりゴールに直結するプレー、ポイントゲッターの役割・機能という部分を重視するなら、香川が呼ばれても他の選手が「10」を付けて全然おかしくもない。国際的にも(他国でも)これまで(いわば)象徴的なというか看板の背番号を与えられていた選手が、その番号は他の選手に与えられた状況で堂々と他の背番号を付けてプレーすることはしばしばあること。かなり古い話(例)だが、イタリアでも2000年のヨーロッパ選手権でデル・ピエロが呼ばれたが、既にチームはトッティに「10」を与えており、デル・ピエロは「20」を付けて堂々たるプレーを見せた。そういうことですよ。
香川が呼ばれたら「10」を付けるのが当然なんかじゃ全然ないし、香川だって「10」を与えてくれなきゃ召集に応じないということもあろうはずがないし、「10」じゃないからといってモチベーションが下がるとかいうことがあるわけがない。要は、メディアやら一部のサポーターが背番号のこと如きでゴチャゴチャ騒ぎすぎなんだよ。
ところで明日は新潟でのテストマッチだが、毎度完売になるのに前日になってもほとんどのカテゴリーで残っており(相手がパナマということでネーム・バリューに欠けることはあろうが)せっかく競争の激しいフル代表戦を誘致したのに、これだと新潟でのフル代表戦は見納めになってしまいますよ。
それと、フル代表のテストマッチは4万人以上のキャパのスタジアムで開催する方針なんだが、もうそういうのも変えたらイイと思うんだが。仮にスタジアムのキャパが2万とかでも、フル代表の試合をやればいいじゃないですかね。そういう所にこだわり過ぎるのも、一定わかるけれども、頭が固いように思いますがね。
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