確かにアジアのクラブとヨーロッパや南米のクラブとは、まだ大きな差がある。

クラブ・ワールドカップが閉幕。鹿島アントラーズはリバープレートに、アルアインはレアル・マドリードにいずれも大敗。まだまだヨーロッパや南米のクラブとは大きな差があることを、再確認させられた。
南米のクラブには日本のクラブが勝つこともある段階まで来ている…とか、鹿島アントラーズは2年前のクラブ・ワールドカップでレアル・マドリードに後一歩まで追い詰めた…とか言うけれども、特に後者は開催国枠でファイナルへ進出したものであり、今大会のアルアインを見ても、開催国枠のアドバンテージは(国内リーグからの過密日程でない限り)やはり大きいと言わざるをえない。

リバープレートとの対戦では、試合序盤のコーナーキックからのあわやゴールというシーンや、クロスバーに嫌われるシュートが幾つかあったので、あれを決めていればもう少しわからなかったかもしれないが、それ以前にリバープレートとはシンプルに攻撃の速さで明確に差があり、試合の中でアントラーズはパフォーマンスが徐々に上がっていったとは思うが、そもそもスタート時点で明らかに差があり、それを克服するには慣れの問題が大きいだろう。
鹿島アントラーズのテクニカル・ディレクターのジーコ氏が、代表だけでなくクラブレベルでもっとヨーロッパや南米のクラブと対戦することが必要…というようなコメントをしたらしいが、まぁそうですな。仮にクラブ・ワールドカップのような大会で、ヨーロッパや南米のクラブと対戦したとしても、それはたいへん大きな経験になるけれども、その数試合が終われば中断してしまう。次のそういう機会はいつ?? 来年のクラブ・ワールドカップっすか??? そんなことをやってたら、いつまで経っても追いつくことなんかありえませんがな。
要は日常的に、、、とは言わないが、プレシーズンマッチではなくてヨーロッパや南米のクラブと定期的に戦える場を作っていかないことには話にならんってこと。またそれが、ナショナルチームでのベースになるんだよ。

クラブ・ワールドカップも、次の大会をどうするのかまだ確定していないと思うが、以前より伝わっているような、コンフェデレーションズ・カップに取って替わって4年ごとに開催する形になったとしても、各地域のチャンピオンズ・リーグ優勝クラブだけが出場権を得るっていうんじゃぁ、実はほとんど意味が無い。そもそも、各地域(大陸)のチャンピオンズ・リーグ自体がそこで完結しているものなんで(例えば、ACLで優勝してクラブ・ワールドカップに出場…などと日本のメディアがいくら煽ろうとも)明らかに各チャンピオンズ・リーグの後のオマケ的な中途半端な大会。本気でクラブ・ワールドカップをやろうとするなら、ナショナルチームのワールドカップのように、壮大な予選をやって出場権を与えるべきではないか。地区予選優勝者だけによる出場じゃなく。それも、ナショナルチーム以上に差が大きいクラブの戦いなんだから、地域ごとの予選じゃなくてグローバルな予選をやるとかね。
そんなことも思ったりしますけどね。

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