ワンプレー前のシーンをVARっていうのは、いくらゴールに関わるといってもナンですな。

今日もベルギーのジュピラーリーグから。ゲンクの伊東純也が、見事なプレスバックからのボール奪取で、ドリブリングでゴールへ向かい、ディフェンダー、ゴールキーパーを交わし、左ポストぎりぎりに低く速いショットを叩き込むフィニッシュ(あれ以上巻くと絞ってきた別のディフェンダーにブロックされたかも)というゴラッソ…だったんだが、追々なんっすか、、、てなことでVARに持ち込まれ。

結局、ボールを奪ったシーンがファウルだったということで、ゴールは認められず(これこそ取り消し)ということに。
そのシーンがファウルだったかというと、ちょっと手が出ている感じはあるが(手を使って相手を押してボールを奪った、と見えたんだろう)普通のコンタクトプレーだろうなぁ。VARで見りゃ、そういうのもファウルに見えるんですよ。っていうか、ピッチの中のレフェリー、アンタ目の前だったろうが。自信もってノーファウルと流したんじゃないのか??
伊東純也のゴールが取り消されたからじゃなく、普通に、ファウルかどうか云々ももちろんだが、たぶん10秒くらいも前のシーンだけ切り取って判定を覆すっていうのは腑に落ちませんな。
いずれにしても、ビデオのスローモーションとかストップモーションとか、カメラのアングルによって、映像で流したり止めたりしてりゃ、ファウルに見えたりするもんです。そんなん、昨年のワールドカップからわかってること。
このVARについてもゴールが決まったからVARに持ち込まれたんだろうが、その後のドリブリングがあってのゴールなんで、起きた位置は全然ゴール前じゃないわけで、こういうのもVARに委ねるっていうのは乱用になってしまうと思いますね。

で、伊東純也のこの試合のパフォーマンスは、、、アウェイ戦で、相手のヘントもアグレッシブな戦いぶりで、なかなかいい形でボールが来ないし、そもそも伊東へのパスが少なかった。それでも守備のボディコンタクトプレーも悪くなかったし、後半になるとシュートチャンスが幾つか舞い込んできたが、さすがにちょっとお疲れモードか、どれもヒットできず。取り消されたゴールの穴埋めはできず、アディショナルタイムにベンチへ下がった、、、という試合だったか。
所属するゲンクとしては勝点を3ポイント積み上げ、残り4試合で2位と6ポイント差。次々戦が2位のクラブ・ブリュージュとのアウェイ戦のようで、ここで優勝が決まる可能性もあるが、その前に取りこぼしなきよう、優勝へ向かって…来シーズンのチャンピオンズリーグ出場へ向かって…というところだな。

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