分厚い守備網をポゼッションで崩す手本みたいなもんっすか??

日本時間昨夜行われたイングランドFAカップのファイナル。マンチェスター・シティとワトフォードの対戦。
普通にシティの方が戦力で大きく上回っており、ワトフォードは予想どおり分厚い守備網を敷いてカウンターでゴールを狙う展開で試合が始まる。実際、ワトフォードは最終ライン6枚、その前に3枚でバイタルもキッチリ締め、全員が自軍サイドでシティの圧倒的な攻撃力を凌ぎつつ、10分あたりではカウンターからゴールキーパーと1対1のビッグチャンス!! だがここはシティのゴールキーパー、エデルソンが難なく止めて見せる。
その後もカウンターでシティのゴールに迫るシーンがもう1つあったが、25分過ぎにとうとうシティがゴールを捻じ込む。

まぁね、最終ライン6枚にして中央をガチガチに締めているワトフォードに対して、シティも何枚も前線に入って来るし、サイドも使うし、ガチガチに守り倒している相手を崩してゴールを奪うにはこうするんだぞ…という手本みたいな試合。
Jリーグでもポゼッションで崩し切るチームが、分厚い守備ブロックを敷かれ、あわせて前へむやみに潰しに行かない守備で崩すのに苦労している試合をしばしば目にするが、まだまだポゼッションからの崩しの速さ、選手たちの動きやイマジネーション、視野の広さ、技術やパスワークの正確さ、、、等々、ここまで突き詰めるんっすね…というある種の感嘆を感じつつ視聴させていただいた。
試合の方は、このゴールを皮切りにマンチェスター・シティまさに圧倒。大差でFAカップも獲得し、今シーズン国内3冠でシーズンを終えた。取りこぼしてしまったのはチャンピオンズカップ、、、だったね。

あと、この試合を見ていると、マンチェスター・シティの攻撃面ばかりでなく守備面でも感嘆する部分があり…複数の選手でワトフォードのボールホルダーをいつの間には囲むんだよね。もちろんパスコースを消して。囲むと言ってもプレスをかけて奪い取るって感じじゃなく、包むというような感じ。

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