このブラジルなら…って??
2019.06.28
コパ・アメリカのクオーターファイナル。ブラジルと、日本とエクアドルがドローに終わったおかげで(しかも得失点差で)ノックアウトステージに残ったパラグアイとの対戦。
パラグアイは今大会カタールに苦戦するなど低調な印象だが、おっとどっこい、ブラジルをいつも苦しめる存在。実際この試合でも、ぶっちゃけブラジルに全く臆することなく、ビビることなく対抗していく。いや~これこそフットボールっすなぁ。
もっともブラジルも個人能力頼みなところがあり、あんまり大した内容でもない。それをピックアップして、日本でもこのブラジルなら結構やれたんじゃないか…という声があったりしたんだが、いやいや、そうは行かないだろう。まず、ブラジルの個人技でやられてしまう(個人技で崩されないまでもバランスを揺さぶられるというか…)んじゃないか。パラグアイだとブラジルの個人技にやられないというわけではないが、そこはやはり対応力や慣れの問題が大きいだろう。そもそも、日本チーム、日本選手はブラジルにビビってしまうだろう…とは言わないが、誰かが言った「ブラジル慣れ」っうことですかね。
そういう意味では、南米各国のクセのある連中と頻繁に試合ができる環境ってのは実に大きなものがある。
日本、アジアではそういう機会が実に限られてしまうわけで、差が縮まるどころか、そこでむしろ逆にどんどん、、、というのが南米やヨーロッパ諸国との環境・状況の違いと言うか。。。
試合の方は、パラグアイが後半の早めの時間帯で決定機阻止で一発レッドで1人少なくなってしまい、そこから10人でブラジルに対抗する展開に。もちろんやられたか!! っていうシーンも幾つかあったんだが、とにかく粘り強く、ルーズボールやブラジルの際どいクロスやボールキープやセカンドボールの処理も(ある意味)慣れたもので、このままスコアレスで90分終了させるか…という、視ているこちらの注文というか最大の関心時どおりに進めていく。
今大会はセミファイナルからは延長戦があるが、クオーターファイナルは延長戦無しで即座にPK戦ということで、ブラジルがなんとか振り切って幕を閉じたわけだが。
しかし、10人でブラジルの圧力に屈せずにスコアレスに持ち込むなんて、なかなかできる芸当じゃない。試合終盤なんて勇気と執念でもって結構ブラジルゴールに迫ろうとして、その心身両面におけるスタミナもね。
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