ミドル3発、アウェイでU-22ブラジルを倒した。

本日、ワールドカップ・アジア2次予選、アウェイでのタジキスタン戦。キックオフは日本時間21:15。
人工芝での試合になりますね。試合前に水も撒かないという情報も伝わっているが。

日本時間今朝4:00から行われた、U-22のブラジル遠征、U-22ブラジルとのテストマッチ。PKで先制されたが、田中碧のゴラッソなミドルで追いつき、後半さらに2発のミドルで逆転。PKで1点返され、終盤にはレッドカードで1人少なくなったが3-2でタイムアップ。テストマッチとはいえ、アウェイでブラジルを倒した。

横内監督代行が率いる日本は毎度3バック。3-4-2-1(1トップ+2シャドー)というより、3-4-3だな。前線は中央に小川、右に三好、左に食野という配置。中盤センターは中山雄太と田中碧。このフォーメーション・システムだと、中盤底の攻撃参加(そしてミドル)が必要…と思っていたら田中碧がミドル2発。
キックオフからブラジルが攻撃に出てきて押されるが、序盤のややドタバタを凌ぐと5-4-1のブロックで守備対応。後ろに重心を置いたわけではなく攻撃にも出ようとするんだが、イイ形は作れてるとは言えず、個人能力での持ち出しやフィニッシュ。
そうこうしているうちに、微妙な判定でPKをとられて失点。ハイキックを取られたんだろうが、イーブンだと思うけどな。
中盤底は、基本的に中山雄太が引き気味で田中碧が攻め上がる感じ。だが中山も前半の中頃には、素晴らしい速い前へのプレスからのボール奪取で、ペナリティエリア内へ突進する場面もあった。
そんな感じで概ねブラジルの攻撃を凌ぐ展開だが日本も中盤のプレスで対抗しつつ推移した前半27分あたり、田中が右足アウトにかけたゴラッソ。フワッとした弾道ながら右へ曲がり落ちる、まるでブラジル人選手みたいなミドルじゃないか。こういうミドルが増えないとなぁ。この同点ゴールの後あたりからしばらく、日本が人数をかけた攻撃を展開するようになるが、ゴールに迫るところまでには至らず。その後、前半終了間際は再びブラジルが前へ出てきて、日本の最終ラインからのビルドアップにも圧をかける展開に。
後半に入ると、立ち上がりに中盤のパスミスからやられたってシーンがあったがシュートミスに助けられ、その後に田中の2発めのミドルで逆転。人数をかけた攻撃でボールを刈り取ったのが奏功。さらに67分過ぎに中山の左足弾丸ミドルが突き刺さって追加点。中山はコパ・アメリカでも物足らないパフォーマンスをやや払拭してきたか。
守備では5-4-1のブロックを敷く場面と中盤でプレスをかける場面とのメリハリが、前半より明確になったかも。
終盤、これこそファウルではないプレーでPKを取られ1点差にされるが、逃げ切ってタイムアップ。
攻撃ではイイ持ち上がりをした後、正確性とイマジネーションはもっと必要。球際の競り合いも全般的にかなりよかったが、これはテストマッチ、それでも行かれてしまう場面も結構あり、もっとレベルアップの必要があるだろう。
それでもアウェイでブラジルに3ゴール奪っての逆転勝ちは、世界にインパクトあったんじゃないか。

ちなみにこの試合が行われたスタジアムは、2014年のワールドカップで日本がコートジボワールと初戦を戦い、痛恨の逆転負けを喫したスタジアムだったな。

| trackback (0) |

この記事のトラックバックURL

http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/3423

トラックバック

▲ページのトップへ

CALENDAR

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

<<前月 2024年11月 次月>>

Back Number

これ以前の記事はこちらから

Recent Trackback

Profile

▲ページのトップへ