伊東純也と鈴木優磨がプレーしたゲンクVSシント・トロイデンを見てみた。
2019.12.05
先週末の試合だけど、録画していたんで。ベルギーのリンブル州のクラブ同士のダービーマッチ(リンブルダービー)なんだよね。
ゲンクは昨シーズンのチャンピオンだが、今シーズンはリーグ中位をウロウロしており、チャンピオンズリーグも敗退が決定済みという状況。両チームとも監督交替があったり、という状況での対戦。
伊東純也はいつのどおり右ウイング、鈴木優磨は2トップの一角でスタメン。シント・トロイデンのゴールキーパーはシュミット・ダニエル。
普通にホームのゲンクの方が力が上なので、キックオフ直後からゲンクはボールを握る時間が続くが、なかなかディフェンス網を動かすには至らず…と思っていたら、伊東のグラウンダーのクロスにサイドバックの選手が中央に飛び込んで合わせる(ディフェンダーに当たってマウスまで飛ばず)というシーンを作ったりする。
伊東は右サイドに張ってるだけでなく、中央に入ってきてワンツーで抜けてペナルティエリア内へ突破しようとしたり、バイタルから強引なシュートを打ったり、あるいは右サイドでポスト役をしたり、そのキープから後ろから味方が上がってきて先制ゴールが生まれたのが10分弱。
ところがそれから5分少々後くらいに、シント・トロイデンの右サイドでゲンクの中盤が処理を誤ったボールを、下りてきていた鈴木が拾ってからのスルーパスに2列めの選手が抜け出し、最終ラインの裏を通す素晴らしいグラウンダーにクロスを2トップの一角のボリがワンタッチでゴール隅へ叩き込んで同点に。
シント・トロイデンは最初のチャンスをモノにしたわけだが、その前、ゲンクがボールを握っていた序盤にもゲンクの中盤のルーズなスペース管理とポジショニング、敏捷性の低さが目についたシーンがあって、その時アレレ…と思ったんだが、この同点ゴールは正にそれが露呈した感じではなかったか。
シント・トロイデンはさらに40分、左サイドでハーフウェイラインを少し越えた左サイドで鈴木がボールを奪って繋ぎ、中央に入ったボールをさらに右サイドへ展開、その間に鈴木はゴール前へダッシュして、クロスを豪快なヘッドで合わせて逆転。組み立ての起点からフィニッシュまでコンプリートさせて鈴木の見事な今シーズン4点めのゴールとなった。
後半はゲンクが何度もシント・トロイデンのゴールに迫るがこじ開けられず、そのままアウェイのシント・トロイデンが逆転勝利。
鈴木優磨は逆転ゴールの後も右からのグラウンダーのクロスを(ややラフなボールだったが)ワンタッチで上手くマウスへ飛ばし、クロスバー直撃もあったり、段々コンディションも周囲との連係も上がってきて、どんな数字を残すか、今後の期待を抱かされる試合になったかと。
伊東純也については先週あたりにゲンクが買い取る(現状はレンタル)という情報が出ていたり、クラブの評価は得ていると思うんだが、後半もゴール中央にクロスに飛び込むシーンもあったり、決定的なチャンスを作るアシストがあったりしたが、チームを救うことはできず。いいプレーを見せているが、素晴らしいターンで相手を振り切った後のクロスが "ガッカリクロス" だったり、フィニッシュ(シュート)技術があればなぁと思うシーンがあったり、もう1つ上のクラスへ行ってくれないかね。
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