こういう記事というかコメントというか知見を旧メディアは提供せんかいね、と思いましたね。

冨安が所属するボローニャは、アウェイでSPALとのエミリア・ロマーニャ・ダービー。前半20分過ぎにPKで先制されたシーンでは、冨安が見事に相対する選手のフェイントに抜かれてしまってからの折り返しの位置でファウルだったというもの。それ以降は1対1で突破を許さず、ほとんど止めていたのは素晴らしかったが、抜かれてしまった場面のように一定スピードに乗ってフェイントで来られた時にどう応対するか…という点は、例えば日本代表でも直面することがありうるだけに今後どうするか、どうできるようになるか、ってところだろうか。誰だって非常に難しい局面だが。
2-1と逆転した後のダメ押しの3点めは、冨安が押し上げてタッチライン沿いでボールを受けて、幾つもの選択肢を漂わせながらズバリと中へグラウンダーのボールを入れたのが起点。素晴らしいプレーだったんじゃないか。

前半にはPKで先制を許した後も、バイタルをドリブルで突破されてセンターバックが2枚とも引っ張られたところに、左サイド(相手の右サイド)から中央に入ってくる選手に逆サイドからよく絞って防ぎに行き、すかさず冨安の居た右のスペースへはたいたボールを走り込んで来たもう1人の選手にシュートされた(ゴールキーパーも破られた)が、見事な反転とスライディングでゴールマウスを死守。
これも見事なプレーだった。
ま、最終盤、あとわすかでタイムアップのところで、1対1に手を使って止めてしまってイエローを貰い、次戦はイエロー累積で出場停止に。それまでノーファウルで止めていたんだが、さすがにちょっと疲れてたか。

本日のタイトルだが、某ネットメディア(スポーツ専門サイト)にベガルタ仙台のシマオマテのインタビュー記事がアップされており、なかなかの良記事。翻訳とライターの腕がよいのか、とてもイイ記事になっている。ちょっと滑らかすぎるくらい。
その記事の中でシマオマテは、日本人選手が(日本人に限らず、だが)海外でプレーすることの難しさを明確に、しかしネガティブなムードではなく読者に伝えてくれていたり、日本人選手の技術や能力の高さ、可能性もクリアに言及してくれている。「自分の能力を信じたほうがいい」と。
こういう記事なりコンテントを旧メディアというか一般メディアが一般ピープルに提供しなきゃ、でしょうが。そうすれば、もっと(フットボールに対する理解や情報という意味だけではなく)スポーツ競技やスポーツ文化への思考や感覚が高まると思うんだけどな。
ま、「私が日本でプレーする理由」というシリーズ(シリーズタイトル)なんだけどね。このシリーズタイトルについては、少々感じるところもあるが。

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