遅ればせながら、U-20女子ワールドカップ・ファイナルについて。
2012.09.15
1週間前に閉幕したU-20女子ワールドカップ、そのファイナルはドイツVSアメリカだったのだが、録画をあらためて見てみると、これが普通に非常にいい試合。
この試合はご存じのとおり、大会を通じて(その完成度から)絶対優勝候補と目されていたドイツをアメリカが1-0で下して優勝するのだが、優勝を逃したとは言え、ドイツの
パフォーマンスは一見に値する。個々の選手の動きだしの意識とタイミング、動き方、2列め、2.5列めからいろいろな選手がどんどんスペースを見つけて飛び出してくる様(さま)はヨーロッパ風というか、イングランド・プレミアリーグでもよく見られるスタイルで、これは女子のU-20なんだが、男子の中学生や高校生も是非見るべきだろう。できたら日本の高校生や中学生の練習試合の相手をして欲しいくらいだ。ポストにも正確に当てるし、ポストもきちんと落とせる。どっかの男子の日本代表とは違う…かも。それに対してアメリカも全選手が鋭い出足と集中力で、そうしたドイツのパフォーマンスに対抗、サイド起点の徹底で臆することなくゴールをめざし、徐々にドイツの2列め2.5列めの前への推進力を減退させていく。
いずれにしても、この試合をフィジカル、走力、スタミナ…といった点だけで評価してはいけないだろう。とにかく日本の「第3種」や「第4種」のプレーヤーや指導者は、この試合をみんなで見たらどうかね。(個を伸ばす、個性を重視する、とか言いながらも)何かにだけ偏らないものがある。
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