マジョルカは1試合を残して降格が確定…

残り2試合、連勝するしかないマジョルカだが、20分にカウンターからクチョの個人能力で先制したものの、マジョルカはさすがにゴールを奪わなくてはならないのでキックオフから積極的な戦いぶりを見せてはいたが、全般的に相手のグラナダの方が個々の技術も戦術眼も高く、先制点を奪ったあたりまででもビルドアップの所や中盤低いエリアで度々ボールをロストするシーン、中盤底からのパスがカットされるシーンが目につき、追いつかれるのは時間の問題だったか。
前半終了間際には、左からのクロスのこぼれから相手の得意な(大好きな)ミドルシュートを叩き込まれて同点に。さらにアディショナルタイムにも、ボールコントロールのミスからゴールキーパーと1対1になられ、あわや逆転されるか、、、というシーンもあったり。

後半、早々に久保を経由して右サイドに2枚のオーバーラップ、深い位置からのグラウンダーのクロスに中央で合わせたが何故かしてゴールキーパーにぶつけてしまったり、直接フリーキックがクロスバーを叩くシーンはあったものの、結局グラナダに2ゴールを奪われて完敗。アディショナルタイムのダメ押し点はともかく、守備対応も人数かけていてもとても不十分。
久保健英も見せ場のあるプレーは幾つかあったんだが、ゴールに結びつけることはできず。また、久保の居るサイドから度々突破をされており、久保の守備を狙われたとまでは思わないが、そこへの対処も何も無く。。。
この試合でもリーグ中位をキープしている相手の方がマジョルカを分析して臨んでいる風に見えたのに、マジョルカの方は戦略、戦術というものがほとんど感じられず。選手の位置取り、ポジショニングも、どういうトレーニングをしてるのか疑問。これがピッチ上の選手たちの能力の程度だったのかもしれないが。。。

結局、マジョルカはせっかく残留圏内のセルタに爆勝したのに、残留争い真っただ中の瀬戸際のチームらしいターボを見せたのは結局、このシーズン最終盤でのその一戦だけ、、、という体。
残留争いをしている他のクラブは、シーズン最終盤で残留争いらしい結果を引き寄せており、レガネスもアラベスも勝点3ポイントを積むし、勝点を積めないでいるのはセルタだけ、、、という展開。この流れだと、アラベスは逃げ切り残留、ずっと下から2つめの位置だったレガネスは前節終了時にマジョルカと入れ替わり、次節(最終戦)の結果によるがセルタと入れ替わって逆転残留を勝ち取ることができるか…というのが見所に。
本来はそこはマジョルカになるはずだったし、久保健英にそういう展開・結果を引き寄せて欲しかったんだが、ま、このチームのキャパでは困難だったか。。。

ちなみにレガネスの監督は日本代表の監督を務めたアギーレ氏。最終節はホームに優勝の決まったレアル・マドリードを迎えての残留を賭けた勝負になる。
セルタはアウェイだが、最下位のエスパニョールとの戦い。セルタとレガネスの勝点差はわずか「1」という状況。

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