2度のVARが物議を醸しだした昨夜のACL。
2020.12.14
昨夜はACLセミファイナル、東地区のファイナル進出クラブが決まる大一番。日本のクラブで唯一残ったヴィッセル神戸が蔚山と対戦。
ま、普通に考えれば蔚山の方が一枚上であることは明らか。イニエスタも居ないヴィッセル神戸がどういう戦いを挑むか…というところではあったが、立ち上がりからヴィッセルは3日前に120分(+PK戦)を戦ったとは思えない出足のよさで、パスワークを基本とする蔚山に対して素早く人に付いて行って、ペースを渡さない。
ま、蔚山の方もずっと中2日で戦ってきてるんで、明らかにキレが無く、特にフィニッシュの力弱さは明白。
スコアレスで迎えた後半も、立ち上がりからヴィッセルが前へ圧力をかけ、右からのコーナーキックをデザインされたプレーで山口蛍がワンタッチでグラウンダーのシュートを突き刺して先制。
おぉっ…と思わせたがさらに、前がかりになった蔚山の裏を突いて見事なカウンターから追加点、、、と思いきや、VARが入り、オンフィールド・レヴューの末に中盤での競り合いでファウルがあったということでゴール取り消し。
まぁね、あそこまで遡るんっすか、、、ってのは当然ありますね。
終盤になって蔚山がとうとう同点ゴール…と思ったがオフサイドの判定、、、ところが再びVARが入り、オフサイドは無かったということでゴールが認められる結果に。ま、リプレイで見ると確かにオフサイドではなかったな。むしろ、あれをフラッグを上げる副審がオフサイド・ディレイをわかってなかったんじゃないか、、、という感じだ。
これ以外にも、ヴィッセルの選手がカウンターからペナルティエリアに入ろうかというシーンで後ろからスライディングタックルで倒され、これはノーファウルに。あれはどう見てもファウルっすな。ただペナルティエリアの外からのフリーキック。でもイエローカードは出ますね。
このシーンについて何故VARが入らないのかという不満の声も多いと思うが、あそこはVAR介入はない場面だろう。
試合は1-1のまま延長戦に入り、双方とも決定的なチャンスを決め切れずに最終盤に。またPK戦突入かと思ったところ、ヴィッセルのゴールキーパーがちょっとファンブルしてしまい、そこに相手選手が詰めてきたところを後ろから足を回して倒した形になってしまいPKの判定に。まぁこれはPKを取られても仕方ないだろうなぁ、、、これを沈められて試合終了。
ヴィッセルはこの戦力とこのチーム内容で実によく戦ったと思う。
一夜明けてもまだ物議を醸しだしているようだが、元Jリーグのお偉いさんもVARに関して的外れな知識理解度をさらけ出していたり、様々な議論を呼ぶ一戦にもなりましたね。
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