U-24スペインとのテストマッチ…なんかボールの持ち方からして次元が違う感。

2021.07.18

昨夜のU-24のスペインとのテストマッチ。これがオリンピック本番前の最後のテストマッチなわけだが、Jリーグの試合とも丸かぶりで、これって気がついたんだが（この試合を中継する）日本テレビがこの前夜（深夜というか昨日未明）に「サッカーアース」を入れていたんで、それで番宣したいがために昨日になったんじゃないかと思うんだが（苦笑）
ま、それはともかく、オリンピック本番前ではこの日本の蒸し暑い気候もあって、割と日本チームがボールをポゼッションする展開になるかも…と思っていたが、ま、スペイン相手だとそうは行かないだろうと予想していたんだが、試合が始まってみると、その予想の斜め上だった、、、っていう体。
とにかくボールの持ち方からして次元が違うというか、全く質が違い過ぎるというか、日本選手たちは全然ボールを持てないし、奪いにも行けない、って印象。
プレスに行かないと…みたいなことを実況ブースで言っていたようだが、ですからプレスにも行けないんですよ。
スポーツインストラクターの御方と一緒にみていたんだが、そのお言葉を付け足すと「身体意識も全然差がある」そうです。「日本は精々このレベル」、、、だそうです。

ま、それって日本人がフットボールが下手だとか向いてないだとか（こういう話になると、ネットとかではすぐにそういう輩が出没してくるんだが…）そういうハナシでもないんで。向くとか向かないとか、そういうのは無いから。
ただし、スペイン選手たちとは上述のような部分において差があり過ぎる、、、ってことです。
もしかしてオーバーエイジの3人も、このレベルにちょっとビックリしてたりしたんじゃないだろうか。歴戦のツワモノの吉田麻也だって酒井宏樹だって、スペイン人チームとの経験はそんなには無いだろうしな。

ま、日本チームは身体を張ってゴールを許さず（フィニッシュが決まらないのはスペインの伝統作法でもあるし…）そうこうしていると、前半終了間際、ちょっとスペインが緩くなったところ、左サイドから久保建英が折り返したボールを右から中央に入って来た堂安がワンタッチで思い切ったショットをぶっ放し、これが見事にゴールに突き刺さって先制。
フットボールでは、こういうこともあります。
後半は互いに大幅にメンバーを入れ替え、日本の交替選手の特に位置取りの悪さも何度も目についたりしたが、スペインが終盤に同点に追いついて1-1ドローでタイムアップ。

スペインは金メダル最有力という評判だが、その評判どおりのパフォーマンス。今大会、質的にはおそらく最も高次元であることに間違いはないだろう。だたま、本番になると一発勝負でどうなるかわからんが。

とはいえ、日本が安易にメダル、金メダルと口にするのは恥ずかしくなる一戦ではあったかと。ゴリゴリと来る相手には一定対応できるだろうが、このスペインのような（戦術云々は全く関係ないレベルでの）次元の違うフットボーラー・コンピテンス軍団が何ヶ国も参戦してきているようだと、とてもとてもメダルは困難としか言い様がない。
せめてスペインだけ、、、であることと、幸運に恵まれることを期待するしかないんじゃないかと。

あと、このエントリーで書いたことって、日本人、日本のメディアがすぐ安直に用いる「個の力」っていうのとも違うんだなぁ。。。

| trackback (0) |

この記事のトラックバックURL

http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/4065

トラックバック