フランクフルト、PK戦の末にヨーロッパリーグ優勝。

日本時間本日早朝に行われたヨーロッパリーグのファイナル、フランクフルトVSグラスゴー・レンジャーズの一発勝負。
鎌田は120分間フル出場、長谷部は60分あたりからプレー。ま、ぶっちゃけあまり見所の多かったとは言えない120分とPK戦ではあったが、日本人選手としては2001-02シーズンのフェイエノールト・小野伸二以来のヨーロッパカップ戦優勝を成し遂げた。

この一戦のための準備はレンジャーズの方が周到だったかもしれない。ガチムチ系のレンジャーズは、テクニカル面で有利なフランクフルトに対してゴツゴツ、ガッツンガッツン。キープレーヤーであるコスティッチに対しては前を塞ぎ、鎌田に対してはボールに触る前に潰すと徹底。
その鎌田は、まだフランクフルトの流れだった10分過ぎに逆サイドからのフィードを受けてドリブリング、、、ディフェンダーが2人、さらにもう1人詰めて来た上にゴールキーパーに前を阻まれ、フィニッシュできず。後半にはディフェンスラインの裏に抜け出して、出て来るゴールキーパーの頭上を越すループシュートを放ったが、クロスバーの上。全体的には(バルセロナ戦やウエストハム戦のようには)見せ場を作ることができなかった、、、かな。
長谷部は先制を許した直後に3バック中央に入り、キャプテンマークを巻いて好プレー。長谷部が入ったことでガチガチだったチームが落ち着きを取り戻し、ビルドアップも改善。守備面でも素晴らしいパフォーマンス。
まぁ長谷部については、3バック中央の長谷部に体格で勝る選手をぶつけて来られると危ない…と思っていたが、延長後半終了間際にまさにそういうシーンが、、、ロングフィードで長谷部が1対1の応対を強いられ、ゴールライン際からグラウンダーのマイナスのクロスを入れさせてしまい、そこからのフィニッシュをフランクフルトのゴールキーパーのトラップがファインセーブして難を逃れることができた。あのシーンだけだな、長谷部が危なかったのは。

試合の方はスコアレスでPK戦になるかと思って視聴していたが、57分のレンジャーズ先制で嫌な雰囲気になるところ、前述のとおり長谷部の投入が奏功し、コスティッチの左タッチライン際から(相手が前を塞いでいるにかかわらず)左足で高速グラウンダークロスをゴール前に送り、そのボールにレンジャーズ最終ラインの間から足をスッと伸ばしてフィニッシュ。フランクフルトが1-1の同点に追いつく。
そのままスコアは動かずPK戦にもつれ込み、PK戦は鎌田が3人めのキッカーで登場。右ポストにぶつけたか、、、とヒヤッとしたが、ポスト内側に当たってゴールイン。ひと安心。
レンジャーズはラムジーが失敗。×××××、ラムジー!! と思わず声が出てしまいましたがな。
…というわけで、PK戦の末にフランクフルトがヨーロッパリーグ優勝。
フランクフルトは今大会、グループステージから結局無敗だったんだな。
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しかし38歳の長谷部はヨーロッパリーグ最年長優勝者だそうで、この試合でのパフォーマンスが海外でも絶賛されておるね。素晴らしい。そして凄いよ。

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