U-21のヨーロッパ遠征、U-21イタリア戦。

今夜はエクアドルとのテストマッチだが(TBSでライブ放送、先日同様TVerでも配信)日本時間昨夜行われたU-21のイタリア戦(@イタリア)に関して。
今回のU-21のヨーロッパ遠征は既に第1戦をスイスと戦っており、そちらは1-2の敗戦。どっかの動画配信サイトでライブ配信していたが、すみません、視聴しませんでした(汗)
しかしこの時期にわざわざヨーロッパ遠征とは、ゴーカというか贅沢っすなぁ。イタリアもスゲェというかナンだと思ってんじゃないか。そもそも日本のJリーグはシーズン最終盤のところだろ。そこでヨーロッパ遠征ねぇ。

で、そのイタリア戦だが、3バックでウイングバックを張らせたイタリアに振り回される内容で前半は推移。
動きが悪いとか重いとかの話ではなく、どうしてよいかわからないような感じ。失点こそ1点だったが、ボールを保持することも普段の技術を出すこともままならず、繋ぐこともできず、という体。
CSテレ朝チャンネルの実況ではフィジカルだの体格差だのと繰り返し何度も言ってたが、そりゃ確かに体格差はあるが、それよりもボールの持ち方や味方同士の動き方(それは戦術とか言うレベルのことでもない…)が全然クラスが違っていて、ある意味ちょっと暗澹たるモノに近い感じではあった。
これをフィジカルとか体格に集約させていては全くイカンのですよ。日本人はすぐそっちへ行っちゃう。もしかすると逃げてる???
同じようなことは昨年のオリンピック直前のスペインとのテストマッチ(そっちは当然U-23、いや、昨年はU-24だったな)でも感じたこと。
身体運動の(そしてフットボールにも知見のある)専門家に言わせると、身体意識の大きな差…だそうだ。
それと同じことを感じながら視聴していた次第。

なお、前半の失点は攻め込まれている状況でサイドバックが中に絞って来てボールを持ち出そうとしたんだが、引っ掛けられて浮いたボールを凄い反転シュートでネットに突き刺されたもの。
あんなところであんなプレー…っていう点でも思考が止まっている。
後半に入って、イタリアも勢いが落ちたし、日本も戦い方の修正はしてきたので持ち直し、セットプレーからダイビングヘッドで追いつき、そのまま1-1で終了。
だが、フットボールの技術やテクニックじゃない部分、戦術とかシステムとかじゃない部分…そういう部分でこうして差というか次元の違いみたいなものを見せつけられると、日本の育成理論であったり根本的な考え方や発想なり思考回路が全然違うことをやってる(繰り返している)に過ぎないんじゃないかという気がしてくる。

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