ロンドンのオリンピック・スタジアム。
2011.10.06
イタリア・セリエのユベントスが今シーズンから、長らく待望だったフットボール専用の新スタジアムを使用している。あのスタディオ・デッレ・アルピを取り壊して、新築したものだ。
新スタジアム、確かに素晴らしい。いかにも最新鋭の様々な機能なり設計が施されている風情がビシバシ伝わってくる。キャパシティも4万超人ということで、ちょうどイイ感じだ。ガンバ大阪の新スタジアムも、こんな感じになればイイね。
http://jp-juventus.com/place/newstadium.html (ユヴェントスF.C.公式サイト)
ユベントスの黄金期(…と言っていいのかな??)にお馴染みだったスタディオ・デッレ・アルピは1990年のワールドカップの際に建てられたのだが、陸上トラックがある。陸上トラック付きだとを国から補助金が出たんでしょ。日本と同じ。6万人だか7万人だか収容というデカい箱だが、ユベントスの黄金期にもかかわらずガラ~ンとしていたイメージがある。日本で言えば「横酷」みたいなもんか。ジダンが居た頃。TVで見てても見づらかった。誇張してるかもしれない記憶イメージでは、バックスタンドが暗くて観客も多くなく、時には霧にけむってた印象がある。
デッレ・アルピはトリノ市の所有だったのだが、ユベントスが新スタジアム建設のためにトリノ市と交渉してユベントスの所有(99年間らしい)として、維持費や改装費はユベントス側が全額持つこととして取り壊しての新築に持って行った。日本でもそういうことができればいいねぇ。
で、ユベントスの試合内容の方だが、え~…ぶっちゃけショッパイ。より強く言うなら、ツマンナイ、、、という感じ。先週のユベントスVSミランもビッグマッチなんだが、かなりナンだった。個々にはいいプレーもあるんだが、何しろ旧式な感じというか、戦術的にも見るところがないし、イマジネーションを感じないというか、少ないというか欠如しているというか。昔はこうじゃぁなかった。少なくとも、1990年代は世界をリードする存在だったんだが。そのユベントスの黄金期に、ジダンやネドヴェドのプレーがデッレ・アルピじゃなく、こんな素晴らしいスタジアムだったらよかったのに、って今さらながらに思う。
ロンドン・オリンピックのメイン会場となるオリンピック・スタジアムに陸上トラックができあがった、っていうニュースがどっかに上がっておりました。
オリンピック・スタジアムなんだから陸上トラックがあるのは当然なんだが、オリンピック終了後は、ロンドンのメジャークラブ、トットナムとウエストハムがホームスタジアム使用の名乗りを上げて、結果的にウエストハムが使用することに決まっている。
トットナムのプロポーザルは、マンチェスター・シティのホームスタジアム、シティ・オブ・マンチェスター・スタジアムのように(元々は陸上競技場として建築されたのだが、フットボール専用スタジアムに改修。2000年のオリンピック開催が決まっていれば、メイン会場となるはずだった??)陸上トラックをつぶして改修するというもの。一方のウエストハムは、陸上競技場のまま使用するというもの。それぞれの提示金額的にはトットナムの方がはるかに巨額だったはずだが、とにかくウエストハムに使用権が与えられ、一時期話題なってなかったでしたっけ。
プレミアリーグが陸上競技場で行われる光景はちょっと想像できないが、どんな感じに映るんだろうな。
少し前には、ロンドン・オリンピックのサッカー競技(男子サッカーだと思うが)のチケットが早くも完売したようなニュースも見た。オリンピックでも、どこで開催されてもサッカー競技はドル箱だ。FIFAはワールドカップを唯一の頂点と位置づけているが、IOCとしてはオリンピックもワールドカップと並ぶフル代表の参戦にして欲しい気なのがアリアリとわかるが、そこはFIFAが押し切っているところ。そればかりか、FIFA内部にはオリンピックをU-20にしようとする案もあったはず。これもやはり、オリンピックにおけるサッカー競技の存在の大きさのなせるわざだろう。
| trackback (0) |
この記事のトラックバックURL
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/489
トラックバック