オリンピック最終予選・ホームでのシリア戦。

ぶっちゃけ、このチームはこんなもん(内容)だろうというとおりの試合で、そうこうしているうちに残り15分で追いつかれてしまってオイオイという感じのところ、よく決勝ゴールをねじこんで振り切ったと思う。昔だったら、あのままドローで終わってたろう。歴史を重ねて、確かに、勝ち切る地力はついてきていると思う。

予想どおり、シリアは手ごわいけれども十分に倒せる相手だったわけだが、あれだけチャンスを作りかけながらフィニッシュに至らない決められないでいるとこうなりますよ、っていう典型的な試合になるところだった。しかし、ああいう大柄な相手に対して日本選手たちはコンタクトプレーや球際でよく頑張ってはいたものの(試合後、U-22代表の関塚監督もそうコメントしている)軽いんじゃないか。せっかく先に触ってんのに相手に当たって持って行かれる、そんなシーンが実に多かった。失点シーンもそう。失点シーンについては、アジアの戦いで、JリーグのクラブがACL(アジア・チャンピオンズリーグ)でやられる時にも結構ある状況…複数(昨夜の場面では、センターバックの鈴木と右サイドバックの酒井宏樹)の間を割って入られ、突破される(された)という感じでもなくチンチンにやられたという感じでもなく、ズルって感じでちょこんとシュートされる。1対1でリトリートばっかりの応対を含め、シュートを狙っている相手に対する応対の仕方を含め、週末のJリーグでも外国人選手相手に考えさせられるシーンが幾つかあったが、対人守備スキルについて根本的に考えないといけない。そもそも日本人指導者がわかっていないんだから。

NHK-BSでは、実況席コメンテーターに岡田武史氏と長谷川健太氏がいたが、結構面白い内容だった。2人も、「今日は彼の日ではない選手がいる」と言っていたが、皆さんはどの選手のことだと思うだろう。私は心当たりがある。その選手のデキが悪いということではない。「彼の日ではない」ということ。
NHK-BSでは副音声で会場音だけってのをやっていた(私は両氏の話が結構面白かったので、主音声で見ていたが)のだが、これは民放でもスカパーでも是非やって欲しい。特にスカパーでは来シーズンから絶対やって欲しい。「アウェイはスカパーで」というキャッチフレーズはたいへん結構だが、チーム状況や本当のところを不勉強なのが丸わかり(従来メディアが伝える範囲・程度の情報しか仕込んでない様子)のアナウンサーとコメンテーターの実況は聞いてられない。

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