パっと集まってパっと、ってのは難しい。
2012.03.01
昨夜のウズベキスタン戦、負ける時はこういうパターンですよ、って感じの典型的な1つだった。前半の攻防を見ていると、ゴールをこじ開けるのは時間の問題と思われたが。
しかし前線の誰とは言わないが、ちょっとだけ合わないんだよね…ってな感じの余裕(?)かませ過ぎだろう。ま、別に余裕かましてたわけではないと思うが。こういうシックリ行かない時でもイマジネーションを発揮させたり回転させたりという選手たちが必要なんだが、主に攻撃をつかさどる選手たちの中で、そこが決定的に不足している選手が数人いるんじゃないか。それも前線のポジションなんで、これは痛い。せめて周囲のイマジネーションに対するイメージシンクロくらいは図ってくれ。
ザッケローニ監督も、海外から戻ってきたばっかりの選手を8人も起用した。昨日や一昨日戻ってきたばっかりなのに。いわゆる国内組からは3人しかスタメン起用しなかったわけだが、この2月という時期の国内組の出来てなさはザッケローニ監督は初体験だろう。「2月」を迎えるのは昨年に続いて2度めだが、昨年は1月にアジアカップがあったんで、本当の意味で2月の公式戦というのは初体験だ。そうなんだよ、2月は著しく低調なんだよ。仕方ない、カレンダー上の兼ね合いだ。だからだろう、我々が想像(想定)していた国内組の選手はピッチインすらされなかった。それくらい海外組に頼らざるをえなかったということだと思うんだが、もうチームコンセプトは染みついているはずとは言っても、昨年11月から集まってないんだし、パっと集まってパっと、ってのは難しいだろ。強豪国はそうやってるって言うけど、移動距離が違う、日本に向かうということは東に向かうということなんだから時間を早める方向に移動するわけだから、そのソーゼツさは想像以上のものがあるんじゃないのか。
最終予選でも2月に試合が組まれるはずなんで、大きな課題だな。
この試合ではいろいろあると思うが、一番は動けない身体を張れない遠藤かな。失点シーンもそうだが、前半もあったんだよね。遠藤が動けないんで、後半のあるシーンなんかはセンターバックの今野が持ち上がってフィードして、その後も中盤をスライドしてビルドアップまでやってたじゃん。その辺を雄弁に物語るシーンだったのではないか。遠藤ではなく細貝も呼んでんだから、細貝でもよかったんじゃないか。最近はドイツでの結構ビルドアップやパス出しで目につくところが増えてんだけどな。昨年11月の北朝鮮戦でのパフォーマンスがよくなかったんで、ザッケローニ監督にはその残像があったか。
しかし遠藤だけではない、長谷部もで、中盤底がこれでは試合にならないよな。
とにかく次は最終予選。来週末に組み分けドローがあるんで、否が応でも気になるね。
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