明日、最終予選組み分け抽選。

昨夜のアルガルベカップ、ファイナルでドイツに打ち合いの末に惜しくも敗れた「なでしこ」だが、今大会の目的は十分達成したのではないか。

旧来メディアは、ワールドカップ、オリンピックに次ぐ位置づけと盛んに言うが、女子フットボールにおいては国際大会そのものが非常に少ないので。交代枠が6名も認められていることからも、まぁそういうことだ。そういう大会なんで、優勝を逃した(あるいは優勝したとしても)ま、どうでもよいことであって…そんな機会をなかなか上手く活用して選手層の底上げに活かせたんではないか。オリンピックはわずか18名しかエントリーできないので、ポリバレントな選手をピックアップせざるをえない。昨年のワールドカップ優勝メンバーを蹴落とすほどの新しい人材はすぐには出現しそうもなく、その18名はもう大体想像がつく。最後の1枠くらいだろう、新しい人材の食い込むスペースは。
しかし、「なでしこ」が先鞭をつけたトータルフットボールというか、近代的フットボールを、どの国もめざしているんだな、ということが、あらためて確認された。「なでしこ」も、体格、フィジカル、パワー、スプリント能力で凌駕する相手との戦い方を研究している風なのが見て取れ、その方略は一定有効性があったことも確認できたので、ロンドン・オリンピックは結構見どころがあるかもしれない。「なでしこ」はFIFAにご愛顧いただいているようなので、優勝はどうかわからないが、かなりいいところまで行けるとは思うのだが。 
視聴率が判明したが、はぁ、あれで20%超えですか…関東も関西も。しかも関東と関西で全く同じ数字。そりゃ凄いわ。

さて、明日日本時間17時から、マレーシアのクアラルンプールで、ワールドカップ・アジア最終予選の組み分け抽選が行われる。日本は第2シードになったんだが、そのことを取り上げて「死の組みは免れない」などと旧来メディアがゴチャゴチャ言っているが、オーストラリアか韓国のどちらかと必ず同組になるんであって、第1シードだってオーストラリアとは同組にならないだけであって、むしろ日本と同じ第2シードのイランとは同組にならない点は完全スルーだ。それと、日本は来年6月にブラジルで開催されるコンフェデレーションズカップに出場しないといけなく、それも考えると第1シードの試合スケジュールは具合が悪い。1グループが偶数でなく5チーム(5ヶ国)なんていう妙な形なんで、試合がない時があったりするわけ。それにそもそも、アジアの予選では第1シードが日程がキツかったりするのはワールドカップ予選でもオリンピック予選でも同じ。そんなこともあるんだけどな。
ま、どんな組み分け抽選になることやら、もちろん非常に注目されるところ。どうも既にいろんなフラグ?? 情報漏れ?? 前提?? 想定?? があちこちで立ってる風な雰囲気だけど。

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