キックの「精度」って…
2012.03.07
ドイツ「ビルト」紙で、"2012年のブンデスリーガで最高の攻撃トリオ"として、岡崎が所属するシュトゥットガルトのトリオが取り上げられてるんだそうだ。ハルニク、イビセヴィッチ、岡崎というトリオ。ちゃんと名前を加えてもらってよかった。今シーズン2ケタ得点に是非乗せて欲しいもの。
一昨日の「なでしこ」のアメリカ戦で、高瀬の決勝ゴルを生んだ宮間のキック(コーナーキック)に引っ掛けて、盛んに「キックの精度」という言葉が昨日あたりからTVで(バラエティー番組を含めて)乱舞している。聞いていると(使われ方を注意していると)どうも正確性ということを(正確性ということだけ)強調しているようなんだが…もちろん正確性は重要なことだが、ああいうセットプレーからのゴールを生むキックというのは正確性だけじゃだめで、スピードや弾道などを含めたキックの質(ボールの質)というものが必要不可欠なわけで。そこがわかってない風な日本人が多い。その辺がわかるというか気になり始めたら、Jリーグの試合だって凄く視点が増えるのに。
昨夜はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の、オーストラリアのブリズベン・ロアーとFC東京の一戦を見ていたが、どうしてアジアの戦いはああ荒れて(もしくは荒んで)いくんだろうな。東アジアや中東との試合は言わずもがな。意識レベルが低いこともあるのだろうが、世間や社会の注目や関心が高くないから傍若無人になれる(なってしまう)ところがあるんじゃないのか。あと、日本人の実況アナウンサーは、どこのTV局のアナウンサーでも、JリーグとACLとで過密スケジュール…という言い方をするが、一部からはそんなのヤワ過ぎるんだ…なんていう誹りを引き出すだけ。確かにヨーロッパと比較して、試合日程や試合数では過密とは言えないかもしれない。だから問題なのは「移動距離」なんであって。本当に選手を壊す気かよ、と思ってしまう。この試合でもFC東京は20時間かけて移動している。中東で試合があれば片道5,000kmだ。ますます拮抗した状況に引き上げて行って市場を拡大しようとするのなら、それと並行して所管する連盟の分割も本当に考えないといけない。
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