悪い方の予想どおりの試合展開。

昨夜のU-20女子ワールドカップ、ドイツ戦。今大会のドイツチームが他よりも2枚くらい上なのはわかっていたが、残念な試合展開で敗退。

ただ、もうちょっと何かできなかったか、との思いは強く残る。「ヤングなでしこ」の吉田監督は常々、日本選手は組織プレーや献身的なプレーはできるので個を伸ばしている、、、みたいなコメントを何度も言っていて、「私を見て!!」プレーの推奨…ですかね、それは間違いではないのだが、同時に疑問も感じていたところ。今大会の日本チームの戦いぶりに関しても、多くのフットボール・フリークからもその辺についての指摘とか疑問もあった。個も組織も、だろ!?? それにドイツのような組織的に守備ブロックを引いて、しかも必ずボールホルダーに対して最低2枚がプレスをかけてくる相手に対して、どういう個(および組織)で対抗するのかが、もうちょっと何かあるのかと思っていたら、何もなかった。それと、フィジカルというか単純にサイズの大きい相手に対して、どういう風に個を発揮するのか、その準備も不十分であったのではないかとの感が強い。←それが一番残念。明らかに選手たちは試合序盤からとまどっていた。後半には随分マシな戦いになって(それはドイツも前半で3点奪って、ペースを落としたこともあるだろうが)結構攻撃でも見せたのだが、結局ドイツの最終ライン4枚に対して大したギャップも作らせられないで終わった。もう1つ、日本チームのボランチにボールを預けるところを狙われていて、パスコースを3つくらい切られていたのもすぐに気がつくはずで、それに対してあまりに無策。
あと、ハーフタイムにゲストで呼ばれていた佐々木氏(なでしこジャパン監督)が失点シーンについて憤慨していたが、まさにそのとおりで、センターバックの(名前は出さないが)あの守備、対応はナンなんだって、私だって後半も何度も「怒!!」だった。あの辺はどうなんだ。
女子のA代表(なでしこジャパン)の監督をまだ佐々木氏を起用する動きもあるかのよう聞いているが、このベンチワークとコーチングを見ていると、確かに佐々木氏以外に人材がいそうもない。

それと、今大会を通じて日本選手についてずっと感じていたことがあるのだが、特にシュートの場面で余計な力が入り過ぎている選手が何人かいたように思う。リラックスして打たないと。決めなきゃ、っていう想いが強いからだろうが、例えば香川を見ていればよいのでは? 柔らかいしショットに余計な力が入っていない(マンチェスター・ユナイテッドに移籍してからプレッシャーだろう、その辺がナンなんだが)…そうした中で鋭いショットが飛ぶのであって。非常にいいプレーが多かった田中美南あたりは、特にこの傾向が強かったように思う。最近私も身体のセンターの力を抜くことの大切さをよく教わるのだが、そうした(メンタルだけでなく)本質的な身体の使い方をトレーニングすること、そしてそこに日本人独自のメソッド、日本人の特性に合ったメソッドを取り入れないといけないんではないか。それはたくさんあるし、日本サッカー協会の技術部門の方も知っているはずだけど…もっと着目し重視する必要があるんではないか。

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