一応、着実に勝点3ゲット。
2012.09.12
イラクの奇をてらった(?)スターティングメンバーと試合開始直後からのラッシュに序盤は失点しそうなシーンが幾つかあったが、また予想どおり手こずらせられたが順当な結果で勝点3ポイントをゲット。オーストラリアがアウェイでのヨルダン戦に敗れたので、ますます好ましい展開となった。
試合序盤をはじめとして危ないシーンというのは3つくらいあったかもしれないが、私なんかが本当にヒヤッとしたのは1つだけ。コーナーキックで逆サイドにフリーにしてしまっていて、シュートを打たれた場面。あれは危ない!!って言ってしまった。
どういう差配なのか知らんが、とにかくイラク監督のジーコはスタメンを大幅に入れ替えてきて、これがまた若くて野心溢れる選手たちで、その積極的なプレーには確かにやりにくかったろう。全く何の情報もなかったろうし、例えば天皇杯みたいな一発勝負でよくあるパターン。ま、そこで失点を許さず前半のうちにゴールをこじ開けたのはよかった。イラクとしては、序盤であわよくば1点を奪って、日本にゴールは与えず、序盤にゴールを奪えていてもいなくても、終盤15分くらいでもう一度通常スタメンのアタッカーを投入して先制点もしくは追加点で勝点ゲット、と行きたかったんだろう。ジーコとしてはそれなにりよく考えた戦略ではあったろうな。ま、そういう策をとられるのも日本が脅威であり認められている証拠であって…ホームでこれなんだからアウェイではもっとタイヘン、という向きもあろうが、アウェイ(相手にとってはホーム)ではノーマルに来るであろうし、その方がやりやすいもの。日本チームの選手たちも、アウェイの方がパフォーマンスがよかったりするのも(ヨーロッパのクラブ所属の選手たちは格段にコンディションが違う)ご存じのとおり。だからあまり心配しないんだよな。
この試合を見ててあらためて感じるのは、中東というか、アラビア半島の諸国ではなく、イラクとかイランとか(さらにはウズベキスタンとか)ひと括りに「中東」と言ってしまわないで(人種的に違うんだし)そういう身体も大きくてリーチがあって、足元の技術があって粘り強いキープ力のある国とのテストマッチをやった方が、東アジアの国々とやるよりも何かと有意なんじゃないか。
ただまぁこういう試合でも、ホームの試合なんでやっぱり2-0くらいにはしないとな。先週のテストマッチのUAE戦もそうなんだが、内容や展開がよくなくても2-0にはする…後半30分過ぎに追加点(ダメ押し点)を奪ってしまう…そういう試合運びと底力が必要。フットボール・ネーションは大体そうだろ。
あ、昨夜の試合だと、後半立ち上がりを見て2ゴールは奪える(つまり3-0にはできる)と思ったぞ。なかなか言うのは簡単、だけどね。
10月のヨーロッパ遠征(フランス、ブラジルと対戦)では、遠藤や長谷部はいいから、新しい選手を起用して欲しいね。ただ、昨夜の試合ではマンマークを付けられていた遠藤、最初は苦労していたかもしれないが、マンマークを逆手にとっていいプレーだったですよ。ただいつまでも遠藤しか舵とり(プレーメーク)をできないようではね、、、困るんで。
それと、昨夜はサスペンションで不出場だった右サイドバックの内田篤人だが、守備面におけるスペースの消し方とかポジショニングとか、もしかしたら優れているんじゃないかと昨夜の試合を見ながら(駒野を見ながら)思ってしまった。
冒頭でオーストラリが敗戦したことを好ましいと書いたが、考えてみるとオーストラリアはまだ5試合を残しており、そのうち3試合がホームの試合なんで、アウェイでの日本戦は外してみても最大で勝点16まで伸びる可能性があるわけで、あまり安直に考えるわけには行かないですな。
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