2005年12月10日 Saturday
アウンサンスーチー
![]() ご存知だとは思うが、彼女は「ノーベル平和賞」を受賞した、 あのアウンサンスーチーさんだ。 2002年6月18日、私はこの偉大なる人物に会う機会にめぐまれた。 ビルマ(ミャンマー)の独裁的軍事政権に対立し、国民の為に 国民民主連盟(NLD)を結成、民主化活動に人生をささげ続けている人だ。 (スーチーさんのことを詳しく知りたい方は、ladyweb magazineの「なるほど・ザ・ニュース」をお読みください) スーチーさんはこの時、2度目の軍事政権による自宅軟禁から 解放されたばかりだった。拘束は、1回目は5年間、2回目が2年間にわたった。 たった一人で過ごすにはあまりにも長い時間ではないか。 ふつうの人間がそんな経験をしたら、解放されても、 精神的に社会復帰ができるのだろうかと考えてしまう。 しかし、私の目の前でスーチーさんは、背筋をすっとのばし、 まるで無邪気な少女ように、透明感のある、すがすがしい笑顔で座っていた。 気負いもなにも感じられない自然体、まるで達観している高僧のようで、 私はこのすばらしい笑顔を可能な限り、見たままに伝えられるよう、 必死でシャッターを押し続けた。 2003年5月彼女は再び捕われ、自宅軟禁されている。しかも先月の終わりに もう1年自宅軟禁の延長が報じられたばかりだ。 21世紀の今、なぜこんなことがまかり通るのだろうか。 *Burma(NLD本部) |
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