ちょっと変化してきた? マンチェスター・ユナイテッド…

日本時間の一昨夜と昨夜は、ミッドウイークのインターナショナルマッチデイを終えてもうすぐに各国リーグ戦。相変わらずタフじゃないとやっていけない。香川はアウェイのサンダーランド戦にスタメン起用。

香川にゴールもアシストもなく、試合の方はファン・ペルシの強引なシュートがオウンゴールを誘ってつまんなくユナイテッドが勝ったんだが、見ものだったのは香川と周囲のパフォーマンス。この試合ではサイドハーフではなく2列め中央(1トップ下)に置かれ、結構バイタルのエリアでボールをキープしたり捌いたり散らしたり、ドルトムント時代のように下りてきて(下がってきて)攻撃の組み立てに関与する場面も何度かあり、その場面でも、いいリズムでボールが回ってるんだけど。これまでは香川がはたいてもリターンが来ることはほぼなかったんだが、その辺りも変化してきつつある?? もしかして、ユナイテッドが変化しつつある?? ま、ファン・ペルシだけは別みたいですが。ファーガソンも、ファン・ペルシのプレーがいいとは思ってないと思うぞ。しかし結果も変化や進化も並行して推し進めないといけないユナイテッドのようなチームでは、そういう今の結果だけに貢献する選手も必要ということであって。ま、先は見えているので(どういう意味かわかると思うけど…)ちょっと(むしろ)ファン・ペルシが気の毒に思えることもあるくらいで…私にはね。逆に香川については、結果だけで見られていない。結果だけで判断する対象の選手だったら、もうとっくに出場機会が減っているだろ。ファーガソンはそういう監督じゃないってこと…とは思ってはいたが、いったい香川をどうするんだろうとは不安めいたものはあったけど。移籍交渉で、ワシを信じろ、って香川に言ったそうだけどね。

んで、そういう変化(の兆し)が見えたこの試合のユナイテッドと香川のプレーについて日本のTV番組(たまたま見た某番組)では、ワールドカップ予選の疲れからか見せ場なく…としか伝えられないプアさ。しかもフットボール番組だぜ。現地メディアじゃ、ボールタッチの素晴らしさを賞賛されたり、香川のよさが出ていたとか高評価なのにね。現地の評価やメディアに追随するものではないが、しかしそれにしても、相変わらずこの落差は恥ずかしい感じだ。日本の多くのフットボール・フリークの間でも、このユナイテッドの変化は話題になっているというのに。

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