ドルトムントかユナイテッドか??

ドルトムントがチャンピオンズリーグのファイナルへ進出したことで(しかもレアル・マドリーと今大会4度対戦して2勝1引き分け1敗なんだから)香川はドルトムントに居た方がよかったんじゃいか…云々という意見もある模様で。

要は、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍しても、ドルトムント時代のような活躍は見せられてないし、出場機会も減ったし、、、ユナイテッドのチームカラーというか伝統的な風土との戦いもあるんで、移籍は失敗だったんじゃないか、、、とか、いろいろ意見はあるようだが。ただ、今年のチャンピオンズリーグでドルトムントが躍進したとはいえ、仮にファイナルで勝って優勝してしまおうとも、そりゃクラブの「格」としてはユナイテッドの方が何枚も上なわけで。そこはチャンピオンズリーグで優勝したくらいでは(優勝したくらい、なんて軽過ぎる表現だが)ひっくり返りもしないわけで。普通にマンチェスター・ユナイテッドからオファーがあったら、行くでしょ。それと、移籍した後の苦労や自身のパフォーマンスを十分発揮できていないかもしれないこととは、やはり同一線上では語れないとうか、語るべきではなかろう。常勝クラブであるユナイテッドにはユナイテッドの義務というか、結果を残し続けないといけないという「縛り」というか「現実」があるし。その中ではフットボールの内容がモダンであろうとなかろうと、結果のみを追求する戦略やチーム編成も存在するわけで、、、その中でのイノベーションはたいへんなことなのであって。
じゃ、一方でドルトムントに残っていたらどうかというと、そこもまた物事や流れにはピークというものがあるし。昨シーズンがドルトムントの香川の、ないしは香川とドルトムントの相性というか、そういうもののピークであったかどうかは言えないが、少なくともドルトムントもさらに進化(実際、今年のチャンピオンズリーグでは、昨年のチャンピオンズリーグでのグループリーグ敗退の経験が大きく生かされている)しなければならないし、新しい選手も獲得しなくてはならないし、仮に今シーズンのドルトムントに香川が居たとしても昨シーズンのような活躍やパフォーマンスができたか見せられたかというと、それも断言できまい。そういうものだろ? 今シーズンも香川が居たとしてチャンピオンズリーグでここまで勝ち上がったかどうかはわからないし、勝ち上がれなかったからとしても、それは香川の能力の問題ではないわけであって、、、要は、トーナメントで勝ち上がれるチームづくりを施したということであり…実際に一方でブンデスリーガでは2位につけてはいるものの、優勝したバイエルン・ミュンヘンとは大きく水を開けられているわけで(バイエルンが強過ぎた面もあるが、勝点を見れば昨シーズンのような安定した戦績でないことは明らかでしょ)そういう部分もあるわけ。何にしても、一概にどうこう言えるもんじゃない。言うもんでもない。そこら辺がどうにも私なんかは違和感がある。短絡的というか。意見や感想としては、わかりはするけれども。
そういうことも、ああいうことも含めて、フットボールの世界は深いというか、多面的・複合的というか、複眼的なんじゃないのかね。

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